Yaleで、遊んで学ぶ日々。
Yaleで、遊んで学ぶ日々。
囲碁、ときどきプログラミング、ところにより経済。
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どうも僕には英語を喋る時、特に速く喋ろうとするときに、どんな文でもとりあえずbe動詞をつけてしまうという癖があるようだ。喋る時にはまだどうしても途切れ途切れになることが多いのだけどしばしば主語にbe動詞をつけたところで区切ってしまう。"This is...(沈黙)" "He is..."など。言うなれば「とりあえずbe動詞」病である。これは主文よりも複文の中でよく発症する。つまり"...since it's..." "...when I was..."などだ。
僕はこの大きな要因は日本語では述語が一般的に最後に来るため動詞選択を早い段階でするのに慣れていないことだと思う。かつて僕はbe動詞は日本語でいう「は」や「が」など主格を導く助詞に対応するものだと本気で信じていた。「私は日本人です」は"I am a Japanese"になるが、"am"が「は」に対応すると考えると奇麗に順序が一致する。この感覚でいくとたとえどんな文でも主語の後ろにbe動詞をくっつけたくなるのも仕方がない。
「とりあえずbe動詞」病が出てしまった時に文法にこだわって誤魔化そうとするとその文は進行形になる。ここで「やたらing」病が併発する。例えば「僕はxxxに住んでいるので」と言いたい時に誤って"Since I am..."と始めてしまったときに、"...living in xxx"と続く(これでも文法的には間違っている)。話は通じることが多いけどあまりよろしくない。
「とりあえずbe動詞」病をとりあえず避けるには主語の直後で区切ればいい。ただ途切れるのがいやなら「アー」みたいにして時間をつなぐ。"I ah.."みたいに。これを極端に推し進めていくと「エイヤ」とか「アイヤ」になって今度は「いつも掛け声」病になると予想できる。ただしネイティブのなかでもこういう喋り方の人は見かけるから結果オーライなのかもしれない。
僕はこの大きな要因は日本語では述語が一般的に最後に来るため動詞選択を早い段階でするのに慣れていないことだと思う。かつて僕はbe動詞は日本語でいう「は」や「が」など主格を導く助詞に対応するものだと本気で信じていた。「私は日本人です」は"I am a Japanese"になるが、"am"が「は」に対応すると考えると奇麗に順序が一致する。この感覚でいくとたとえどんな文でも主語の後ろにbe動詞をくっつけたくなるのも仕方がない。
「とりあえずbe動詞」病が出てしまった時に文法にこだわって誤魔化そうとするとその文は進行形になる。ここで「やたらing」病が併発する。例えば「僕はxxxに住んでいるので」と言いたい時に誤って"Since I am..."と始めてしまったときに、"...living in xxx"と続く(これでも文法的には間違っている)。話は通じることが多いけどあまりよろしくない。
「とりあえずbe動詞」病をとりあえず避けるには主語の直後で区切ればいい。ただ途切れるのがいやなら「アー」みたいにして時間をつなぐ。"I ah.."みたいに。これを極端に推し進めていくと「エイヤ」とか「アイヤ」になって今度は「いつも掛け声」病になると予想できる。ただしネイティブのなかでもこういう喋り方の人は見かけるから結果オーライなのかもしれない。
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こちらはまだ8月3日。8月3日は日曜日なので教会では礼拝が行われる。昨日歩いたOrange St.を今日もまた歩いていると通り沿いの教会で"ALL WELCOME"な礼拝が始まるところだったので入ってみることにした。New Havenは観光地ではないしそもそも有名な教会でもないようなので中にいるのは地元の人々ばかりで信仰心では僕が断トツで最下位だ。でも気にすることはない。僕を「歓迎している」と表に書いてあるのだから。とはいえ周りの人々に不快感を与えてしまっては申し訳ないから出来るだけ郷に従う努力をする。
教会での礼拝に参加するのはこれが初めてではない。EnglandのCambridgeに短期留学をしていた時にも一度訪れたことがあるから、少しは仕組みというか、どうしていればいいかは分かる。入り口で式次第のような紙片を渡され、ほぼそれに従って進んでいく。紙片には「ここで聖書の何ページを読む」とか「賛美歌の何番を歌う」とかが書いてあるから、その都度該当するページを探せばよい。該当ページを見ると台本のように「ここは神父さんがいう」とか「全員で」というように詳しく書いてある。追いつかない時は口パクでも怒られないしそもそも立っているだけでも問題は起こらない(問題ではあるのかもしれないけど)。
式の大部分が書いてある通りに喋り、歌うのだが、"Sermon"というところだけは神父さんのオリジナル(だと思う)の説教が入る。ここについては聖書やプログラムには載っていないからリスニングに頼るしかない。教会の人の発音は明瞭で比較的聞きやすい。アフリカやアジアの貧困問題について聖書の一部を交えて語っていたようだ。
突然、人々が立ち上がり互いに握手を交わし始めた。なんだ、こんなのは聞いてないぞ。前回は書いてある通りに喋り歌うのがせいぜいで、人と握手するなんて高度なことはなかった。とりあえず見よう見まねで近くの人と握手してみる。笑顔で受けてくれる人もいれば怪訝な顔をする人もいた(一番怪訝な顔をしていたのは僕だけど)。紙片をみると"The Exchange of the Lord's Peace"とある。平和を願い讃え合う儀式なんだろうか。
次に私服を着た信者らしき人達が数人で大き目の杯のようなものを持って通路を歩き始めた。彼らがそばまで来ると席に着いた人は何か封筒のようなものを杯に入れている。どうやら全員が入れているようだ。まずい。今度は何が起こっているんだ。こんなにも能動的な式だったとは。再び紙片を見ると"Offering is received"とある。・・・お布施か! 財布を取り出そうとして、気づく。・・・相場は? そもそもあの封筒は何だ? 自分の番がすぐそこまで迫ってくる。仕方がない。今回はやめておこう。そもそもお布施っていうのは教会への協力の意思の表現なのだから僕のような観光客に毛が生えたような者が渡すというのもおかしいかもしれない。杯を持った人には僕はいいですというようなジェスチャーで答えた。いいですっていうのも変な話だ。
しばらくすると人々が立ち上がり聖壇の方へと歩き始めた。まだ何かあるのか。これもまた全員のようだ。様子を窺っていると人々は聖壇の周りに跪いて神父さんから何かをもらっているように見える。僕はお布施も出していない身で何かをもらうのは申し訳ないし、そもそも何の儀式かも分からずに受けるのは失礼だと思ったので今回は遠慮した。これが何だったのかはまだ分からないがイエス・キリストがパンと葡萄酒を分け与えたのを模した何かだったのではないかと思う。
式は滞りなく終わり皆ばらばらと席を立ち始めた。入り口のところに神父さんが立っていて一人ひとりと握手をして言葉を交わしている。他の人は順番待ちをしていて神父をスルーして帰る人はいないようなので僕も列に並ぶことにした。神父さんは明るく来てくれてありがとうとか名前は何だというような言葉を掛けてくれた(彼は基本全員の名前を知っているようだった)。最後に神父さんが「君には礼拝は奇妙に(strange)写っただろう」というから「いやいや僕の方こそよそ者(stranger)だったんです」と軽くジョークを言ってみたら通じたらしくガハハと笑ってまた来てくれと言ってくれた。ここにきてようやく"WELCOME"だということが実感できたわけだ。
教会での礼拝に参加するのはこれが初めてではない。EnglandのCambridgeに短期留学をしていた時にも一度訪れたことがあるから、少しは仕組みというか、どうしていればいいかは分かる。入り口で式次第のような紙片を渡され、ほぼそれに従って進んでいく。紙片には「ここで聖書の何ページを読む」とか「賛美歌の何番を歌う」とかが書いてあるから、その都度該当するページを探せばよい。該当ページを見ると台本のように「ここは神父さんがいう」とか「全員で」というように詳しく書いてある。追いつかない時は口パクでも怒られないしそもそも立っているだけでも問題は起こらない(問題ではあるのかもしれないけど)。
式の大部分が書いてある通りに喋り、歌うのだが、"Sermon"というところだけは神父さんのオリジナル(だと思う)の説教が入る。ここについては聖書やプログラムには載っていないからリスニングに頼るしかない。教会の人の発音は明瞭で比較的聞きやすい。アフリカやアジアの貧困問題について聖書の一部を交えて語っていたようだ。
突然、人々が立ち上がり互いに握手を交わし始めた。なんだ、こんなのは聞いてないぞ。前回は書いてある通りに喋り歌うのがせいぜいで、人と握手するなんて高度なことはなかった。とりあえず見よう見まねで近くの人と握手してみる。笑顔で受けてくれる人もいれば怪訝な顔をする人もいた(一番怪訝な顔をしていたのは僕だけど)。紙片をみると"The Exchange of the Lord's Peace"とある。平和を願い讃え合う儀式なんだろうか。
次に私服を着た信者らしき人達が数人で大き目の杯のようなものを持って通路を歩き始めた。彼らがそばまで来ると席に着いた人は何か封筒のようなものを杯に入れている。どうやら全員が入れているようだ。まずい。今度は何が起こっているんだ。こんなにも能動的な式だったとは。再び紙片を見ると"Offering is received"とある。・・・お布施か! 財布を取り出そうとして、気づく。・・・相場は? そもそもあの封筒は何だ? 自分の番がすぐそこまで迫ってくる。仕方がない。今回はやめておこう。そもそもお布施っていうのは教会への協力の意思の表現なのだから僕のような観光客に毛が生えたような者が渡すというのもおかしいかもしれない。杯を持った人には僕はいいですというようなジェスチャーで答えた。いいですっていうのも変な話だ。
しばらくすると人々が立ち上がり聖壇の方へと歩き始めた。まだ何かあるのか。これもまた全員のようだ。様子を窺っていると人々は聖壇の周りに跪いて神父さんから何かをもらっているように見える。僕はお布施も出していない身で何かをもらうのは申し訳ないし、そもそも何の儀式かも分からずに受けるのは失礼だと思ったので今回は遠慮した。これが何だったのかはまだ分からないがイエス・キリストがパンと葡萄酒を分け与えたのを模した何かだったのではないかと思う。
式は滞りなく終わり皆ばらばらと席を立ち始めた。入り口のところに神父さんが立っていて一人ひとりと握手をして言葉を交わしている。他の人は順番待ちをしていて神父をスルーして帰る人はいないようなので僕も列に並ぶことにした。神父さんは明るく来てくれてありがとうとか名前は何だというような言葉を掛けてくれた(彼は基本全員の名前を知っているようだった)。最後に神父さんが「君には礼拝は奇妙に(strange)写っただろう」というから「いやいや僕の方こそよそ者(stranger)だったんです」と軽くジョークを言ってみたら通じたらしくガハハと笑ってまた来てくれと言ってくれた。ここにきてようやく"WELCOME"だということが実感できたわけだ。
8月2日は食生活をテーマに街をうろつくことにした。朝9時頃に家を出たのだけど、ものすごく空腹だった。何せ今の段階では朝食を食べるすべがない。部屋には水とクッキーしかないし寮の周りには店がない。小腹が空いたからコンビニで軽く済ませようってのができない。日本に住む人はセブンイレブンや吉野家にもっと感謝すべきだ。
腹を満たそうと思ったら少しばかりの冒険をする必要がある。喫茶店みたいなところに入ればいいのだが結構店ごとに客層がバラバラだ。黒人の多いような店だとどうしても気がひける。僕は全くracistではないし、自分自身が黄色なわけで白人にも黒人にも等しく尻込みする(とはいえ白人の英語の方が断然聞きやすいというのはある。アフリカ系やラテンアメリカ系の人の声はこもっている場合が多くてラップにしか聞こえない時もある)。でもどうやら黒人がより多くいる地域ってのは確かにあって残念ながら安全さを推し量るための基準にはある程度なっている(気がする)。いずれにしても、そういう感じの店に入ると場違いな気分になるのは確かだ。人種とかではなくてA-Boyには表参道のカフェに入りづらいということと同じ(これは人種問題ではないはずだ)。ここでは同じ通りにメイドカフェも存在して一見して見分けがつきにくい。
何となくそれらしいお店に入ってメニューを見ると大体10ドル以内で済ませられそうだ。メニューの1つ目を見ると「卵、ソーセージ、チェダーチーズ、フルーツ」となっている。朝食としては程よい感じだ。チーズは苦手だけどまぁそれだけは残してもバチは当たらないだろうと思ってこれを注文したら、出てきたのは卵とソーセージとチーズで出来た料理だった。どうやらセットの内容じゃなくて材料の列挙だったらしい(ラザニアのような料理。かろうじてフルーツは別添え)。でも食べてみたら美味しかったので結果オーライだ。とろけ気味のチェダーチーズは食べられるらしい。海外に行くと新しい自分を発見できるってのは本当だ。
カフェに入りたかったもう1つの理由は今日どのあたりを回るのかを決めたかったからだ。OISSでcheck-inした時に留学生のためのハンドブックというのをもらってあり、そこには街のお店リストが含まれている。それをゆっくりと読んでみるとどうもこのカフェの周辺にエスニックな料理店が集中しているらしいことが分かる。それから東アジアの食材を売っている店が2軒あることが分かり、そこにも寄ることにした。
お店で困るのはtipの扱いだ。レストランだったら15%くらいをつけておけば間違いなく問題ないのだけど、カフェでもつけるものなのか、ふいに分からなくなる。地球の歩き方を持ってくりゃ良かったと後悔しつつ、いやこういうのは店員に聞いても失礼にあたらないだろうと思って訊ねるとtipはつけるものだとのこと。こういう余計な会話がとにかく緊張する。
タイ料理、韓国料理、トルコ料理、日本料理などのレストランが続々と見つかる。まだ午前中なのでどこも閉まっているけどメニューは貼り出されているので値段は分かる。どう考えてもtip込みで15ドルを下回ることはなさそうだ。日本食屋Samuraiに至っては30ドル以上かかりそう。これを毎日食べるわけにはいかない。休日とかに友達と行く感じだろう。
東アジアの食材を売る店を探していると、韓国人のやっている美容院が見つかった。パクさんがやっているらしい。これは重要だ。西洋人と日本人では骨格も髪質もずいぶん違うから西洋人の床屋じゃ日本人を上手く切れないという話を友人の美容師に聞いていたからだ。韓国人なら日本人と骨格が近いし、文化も共有しているから流行も似ている。髪はここに切ってもらいに来ようと思う。韓国人の友人は明らかに黒人向けの床屋を見つけて安くて良さそうだと言っていたから、彼がもしドレッドになってしまったら彼にも教えてあげよう。
ほどなく目当ての店の1件目が見つかる。J-Mart (15 Orange St.) というところ。 入ってみるとすぐにホームを感じる。醤油やだしなどの調味料、米にお茶、カレーやラーメン、蕎麦やそうめんなどそうそうたる面々に心が躍った。魚まである。値段を見てみよう。
麺つゆ400ml:5.49
蕎麦800g:6.99
麦茶パック52包:6.99
レトルトカレー:3.59
かレールー10ブロック:4.99
買っていないけど米は2kgで10ドルくらいだった。ちょっと割高だけど許容範囲か。ちょっと賞味期限が早いのが問題。炊飯器もあったが異様に大きいサイズなのでやめておく事にした。
さらに道を歩くと韓国料理屋があった。韓国料理は割りと好きだし韓国人の友人もいるわけだから番地をチェックしていると、中から出てきた店員にアニョハセヨと話しかけられた。同郷と勘違いされたわけだ。いやいや僕は日本人なんですけど韓国料理は結構好きなので見てたんですと言ったらメニューをくれた。一応"Korean-Japanese Restaurant"となっているが、純粋な日本料理はうどんがポツンとあるくらいで後はカリフォルニア・ロールに代表される洋風寿司だ。でもダッカルビとかビビンバを食べられるのは嬉しい。値段も手ごろだ。ちなみに名前はSOHO New Haven (259 Orange St.)。
もう1つの東アジアの食材屋にも行ってみる。Oriental Pantry (456 Orange St.)。 ここの方が圧倒的に値段が安い。サッポロ一番が70セントってことは日本で買うのとあまり変わらないじゃないか。米も2kgで8ドルくらいだし(え、安すぎないか?)。しかもこっちの方が家から近いからここへはよく来ることになりそうだ。ここでは炊飯器を購入した。60ドルのと120ドルのと220ドルのがあったが、何となく120ドルを選んだ。高いけどこれで米飯が食べられるならOKだ。ZOJIRUSHIだからきっと性能は大丈夫だろう。この店にはDVDも置いてあって「人志松本のすべらない話DVD」が気になったがプレイヤーがないので諦めた。
大荷物を手に家に着いたら突然大雨が降り始めた。この街に来て天気が悪いのははじめてだ。仕方がないので出来る範囲で掃除をと思って冷蔵庫の中を拭いていたら、中から薬が出てきた。去年の名簿によるとここの前の主は女性だったはず。まさか危ないドラッグか? 袋に書いてある薬品名をgoogleで調べるとwikipediaにエントリーが見つかった。
"... is a stimulant laxative drug. It is typically prescribed for relief of constipation and for the management of neurogenic bowel dysfunction."
彼女はきっと米国の食生活が合わなかったのだろう。僕もちょっと少ない気がする。
腹を満たそうと思ったら少しばかりの冒険をする必要がある。喫茶店みたいなところに入ればいいのだが結構店ごとに客層がバラバラだ。黒人の多いような店だとどうしても気がひける。僕は全くracistではないし、自分自身が黄色なわけで白人にも黒人にも等しく尻込みする(とはいえ白人の英語の方が断然聞きやすいというのはある。アフリカ系やラテンアメリカ系の人の声はこもっている場合が多くてラップにしか聞こえない時もある)。でもどうやら黒人がより多くいる地域ってのは確かにあって残念ながら安全さを推し量るための基準にはある程度なっている(気がする)。いずれにしても、そういう感じの店に入ると場違いな気分になるのは確かだ。人種とかではなくてA-Boyには表参道のカフェに入りづらいということと同じ(これは人種問題ではないはずだ)。ここでは同じ通りにメイドカフェも存在して一見して見分けがつきにくい。
何となくそれらしいお店に入ってメニューを見ると大体10ドル以内で済ませられそうだ。メニューの1つ目を見ると「卵、ソーセージ、チェダーチーズ、フルーツ」となっている。朝食としては程よい感じだ。チーズは苦手だけどまぁそれだけは残してもバチは当たらないだろうと思ってこれを注文したら、出てきたのは卵とソーセージとチーズで出来た料理だった。どうやらセットの内容じゃなくて材料の列挙だったらしい(ラザニアのような料理。かろうじてフルーツは別添え)。でも食べてみたら美味しかったので結果オーライだ。とろけ気味のチェダーチーズは食べられるらしい。海外に行くと新しい自分を発見できるってのは本当だ。
カフェに入りたかったもう1つの理由は今日どのあたりを回るのかを決めたかったからだ。OISSでcheck-inした時に留学生のためのハンドブックというのをもらってあり、そこには街のお店リストが含まれている。それをゆっくりと読んでみるとどうもこのカフェの周辺にエスニックな料理店が集中しているらしいことが分かる。それから東アジアの食材を売っている店が2軒あることが分かり、そこにも寄ることにした。
お店で困るのはtipの扱いだ。レストランだったら15%くらいをつけておけば間違いなく問題ないのだけど、カフェでもつけるものなのか、ふいに分からなくなる。地球の歩き方を持ってくりゃ良かったと後悔しつつ、いやこういうのは店員に聞いても失礼にあたらないだろうと思って訊ねるとtipはつけるものだとのこと。こういう余計な会話がとにかく緊張する。
タイ料理、韓国料理、トルコ料理、日本料理などのレストランが続々と見つかる。まだ午前中なのでどこも閉まっているけどメニューは貼り出されているので値段は分かる。どう考えてもtip込みで15ドルを下回ることはなさそうだ。日本食屋Samuraiに至っては30ドル以上かかりそう。これを毎日食べるわけにはいかない。休日とかに友達と行く感じだろう。
東アジアの食材を売る店を探していると、韓国人のやっている美容院が見つかった。パクさんがやっているらしい。これは重要だ。西洋人と日本人では骨格も髪質もずいぶん違うから西洋人の床屋じゃ日本人を上手く切れないという話を友人の美容師に聞いていたからだ。韓国人なら日本人と骨格が近いし、文化も共有しているから流行も似ている。髪はここに切ってもらいに来ようと思う。韓国人の友人は明らかに黒人向けの床屋を見つけて安くて良さそうだと言っていたから、彼がもしドレッドになってしまったら彼にも教えてあげよう。
ほどなく目当ての店の1件目が見つかる。J-Mart (15 Orange St.) というところ。 入ってみるとすぐにホームを感じる。醤油やだしなどの調味料、米にお茶、カレーやラーメン、蕎麦やそうめんなどそうそうたる面々に心が躍った。魚まである。値段を見てみよう。
麺つゆ400ml:5.49
蕎麦800g:6.99
麦茶パック52包:6.99
レトルトカレー:3.59
かレールー10ブロック:4.99
買っていないけど米は2kgで10ドルくらいだった。ちょっと割高だけど許容範囲か。ちょっと賞味期限が早いのが問題。炊飯器もあったが異様に大きいサイズなのでやめておく事にした。
さらに道を歩くと韓国料理屋があった。韓国料理は割りと好きだし韓国人の友人もいるわけだから番地をチェックしていると、中から出てきた店員にアニョハセヨと話しかけられた。同郷と勘違いされたわけだ。いやいや僕は日本人なんですけど韓国料理は結構好きなので見てたんですと言ったらメニューをくれた。一応"Korean-Japanese Restaurant"となっているが、純粋な日本料理はうどんがポツンとあるくらいで後はカリフォルニア・ロールに代表される洋風寿司だ。でもダッカルビとかビビンバを食べられるのは嬉しい。値段も手ごろだ。ちなみに名前はSOHO New Haven (259 Orange St.)。
もう1つの東アジアの食材屋にも行ってみる。Oriental Pantry (456 Orange St.)。 ここの方が圧倒的に値段が安い。サッポロ一番が70セントってことは日本で買うのとあまり変わらないじゃないか。米も2kgで8ドルくらいだし(え、安すぎないか?)。しかもこっちの方が家から近いからここへはよく来ることになりそうだ。ここでは炊飯器を購入した。60ドルのと120ドルのと220ドルのがあったが、何となく120ドルを選んだ。高いけどこれで米飯が食べられるならOKだ。ZOJIRUSHIだからきっと性能は大丈夫だろう。この店にはDVDも置いてあって「人志松本のすべらない話DVD」が気になったがプレイヤーがないので諦めた。
大荷物を手に家に着いたら突然大雨が降り始めた。この街に来て天気が悪いのははじめてだ。仕方がないので出来る範囲で掃除をと思って冷蔵庫の中を拭いていたら、中から薬が出てきた。去年の名簿によるとここの前の主は女性だったはず。まさか危ないドラッグか? 袋に書いてある薬品名をgoogleで調べるとwikipediaにエントリーが見つかった。
"... is a stimulant laxative drug. It is typically prescribed for relief of constipation and for the management of neurogenic bowel dysfunction."
彼女はきっと米国の食生活が合わなかったのだろう。僕もちょっと少ない気がする。
寝たのが朝5時とかだったので起きたらすでに12時を回っていた。
さぁ何をしようか。とりあえず海外からの学生はOffice of International Student and Scholars (OISS)というところでCheck-in作業をする必要がある、というようなことをemailで知らされていたので、地図で調べて向かうことにする。歩いて10分くらいの距離だ。とてつもなく天気がいい。道沿いには背の高い木が生い茂っていて全ての通りが天然のアーケードのようになっている。
OISSに着いて新しく着いたからCheck-inしたい的なことを伝えると、サンフランシスコでの入国手続きと同じ問題がまた発生した。やはりこの問題を解決せずして先には進めないらしい。受付の女性がちょっと上の者を呼ぶから待っててみたいなことを言うのでおとなしく待つことにする。また上の方の手を煩わすことになるようだ。その上の方は恰幅の良いおばさんで(大抵恰幅の良いおばさんだけど)結果的にはその問題を解決してくれる運びになった。これでようやくマイナスからゼロに戻ったわけだ。
OISSでCheck-in作業をしていると春にCampus Visitで出会った韓国人に偶然再会した。彼はOISSの目の前に住んでいる。彼は1日この町の先輩で、かつ韓国人の上級生から様々な情報をすでに得ているという強力な味方だ。そんな彼が午後は一緒に買い物に行ってくれるということだからこれはツキが回ってきた。一気にゼロから10歩進んだ感じだ。
彼はBroadway沿いにある店を紹介してくれた。大体寮からだと徒歩15分くらいのところにある。当然New YorkのそれとはBroadway違いなわけだけど、この名前が米国中にどれくらいあるんだろう。大宮の東口を出ると南銀座があるのと同じだろうか。東十条にも銀座商店街がある。
さてこの時点で僕の部屋にはベッドとマットレスはあるけどシーツと枕がない、という状態なのでまずはそれらの寝具が第一優先だ。これらはFamily Dollarというドラッグストアのようなところで程なく見つかった。Crocsも欲しかったんだけど売り切れなのか子供用しか見当たらなかったからとりあえずスリッパで代用した。さてCasherへ向かいクレジットカードを使おうとすると反応がない。
店員「Creditは駄目よ。Debitカードだけ」
えー。。ドラッグストアなのに?まじかよ。デビットカードって何だよ。
終わったと思った。というのも現金は全て前日に運転手のおじさんにあげてしまっていたから。残されたカードはもうtraveler's checkしかない。
"Do you accept traveler's check?" "Yes, we do."
危うく再会して2時間の友人から借金するところだった。Traveler's checkを使うとお釣りは現金で来るので当面必要な現金(意外にQuarterとか1dollar billが要る場面が多い)はしのげる。
後で調べたところDebit Cardというのは買い物の時に提示して銀行口座から即時引き落としをするというようなシステムに使うらしい。Creditだと引き落とし日が月一で来るけどそこが違うという感じか? なるほど。いずれにせよ銀行口座はまだ僕のレベルでは行けないところにあるので今のところはどうにもならない。
その後いくつか店を回ってから後で夕飯を探しに行かないかと誘われる。本当に彼は強力な味方だ。韓国人の先輩の車で街の南の方へ足を伸ばしてみる。何がいいかと言うのでとりあえずAsianと答えると日本食屋へ連れて行ってくれた。彼の車はSUBARUだったから、彼はSUBARUって何なのと聞いてきた。僕は何かの星の名前だったと思うとか答えた。せっかくだから調べてみようと電子辞書を引くとどうやらプレアデス星団のことを言うらしい。それを伝えると「マジで!」みたいに喜んでくれたけど残念ながら僕は全く星には疎いので一緒に盛り上がれはしない。
それから言葉の話になり、色々な話題が出てくる。「オキマリ」っていうのが韓国語で「いいよ」みたいな意味とかでそれが日本から来たんじゃないかって同級生の方が言うのだけど全くピンとこない。だってそれはせいぜい「典型的・いつも通りの」という意味で使うか「注文したいものが決まった」みたいな感じでレストランで使うくらいしか思いつかない。先輩はしきりに"Okay, buddy"が語源だという説を唱えていたが僕もそっちを支持したい。韓国ではガス欠のことを「エンコー」とか言うらしいから、そいつは日本では学生の売春のことだと伝えておいた。今思えば「えんこ」というと乗り物の故障の意味があるな。そのうちガス欠というパターンだけが韓国で定着したのかもしれない。到着した日本食屋の名前の意味も聞かれたけど「園花 sonobana」という名前に意味なんてないから、「何か奇麗な言葉を並べたって感じ」と答えたら納得いかない風だった。
園花は立派なレストランで店内は奇麗で店員も日本人ではないけどとても丁寧なサービスをする。食事はあらゆる日本食を寄せ集めた感じで、寿司と竜田揚げと刺身と鰻と味噌汁と米飯が全部出てきて13ドル+tipくらい。確かに日本料理だけど食べ方は現地流だ。印象的なのは味噌汁が一番最初に来るということ。洋風コース料理的な発想で、まずはスープから、ということだと思う。それから、韓国人と一緒に食事をすると茶碗を左手に持って食べることに驚かれる。韓国ではテーブルに置いたままスプーンで掬って食べるのが正しい。この辺はお互いに文化の違いをもともと知っているので、「お、茶碗を持ってるねぇ」みたいな納得の空気になった。
その後同級生の彼の助けを借りてインターネット接続をできるようにすることに成功した。emailを返信したりblogを立ち上げてみたりしたのがその日の夜と次の日の朝(jet lagで睡眠時間がまだ狂っている)。
さぁ何をしようか。とりあえず海外からの学生はOffice of International Student and Scholars (OISS)というところでCheck-in作業をする必要がある、というようなことをemailで知らされていたので、地図で調べて向かうことにする。歩いて10分くらいの距離だ。とてつもなく天気がいい。道沿いには背の高い木が生い茂っていて全ての通りが天然のアーケードのようになっている。
OISSに着いて新しく着いたからCheck-inしたい的なことを伝えると、サンフランシスコでの入国手続きと同じ問題がまた発生した。やはりこの問題を解決せずして先には進めないらしい。受付の女性がちょっと上の者を呼ぶから待っててみたいなことを言うのでおとなしく待つことにする。また上の方の手を煩わすことになるようだ。その上の方は恰幅の良いおばさんで(大抵恰幅の良いおばさんだけど)結果的にはその問題を解決してくれる運びになった。これでようやくマイナスからゼロに戻ったわけだ。
OISSでCheck-in作業をしていると春にCampus Visitで出会った韓国人に偶然再会した。彼はOISSの目の前に住んでいる。彼は1日この町の先輩で、かつ韓国人の上級生から様々な情報をすでに得ているという強力な味方だ。そんな彼が午後は一緒に買い物に行ってくれるということだからこれはツキが回ってきた。一気にゼロから10歩進んだ感じだ。
彼はBroadway沿いにある店を紹介してくれた。大体寮からだと徒歩15分くらいのところにある。当然New YorkのそれとはBroadway違いなわけだけど、この名前が米国中にどれくらいあるんだろう。大宮の東口を出ると南銀座があるのと同じだろうか。東十条にも銀座商店街がある。
さてこの時点で僕の部屋にはベッドとマットレスはあるけどシーツと枕がない、という状態なのでまずはそれらの寝具が第一優先だ。これらはFamily Dollarというドラッグストアのようなところで程なく見つかった。Crocsも欲しかったんだけど売り切れなのか子供用しか見当たらなかったからとりあえずスリッパで代用した。さてCasherへ向かいクレジットカードを使おうとすると反応がない。
店員「Creditは駄目よ。Debitカードだけ」
えー。。ドラッグストアなのに?まじかよ。デビットカードって何だよ。
終わったと思った。というのも現金は全て前日に運転手のおじさんにあげてしまっていたから。残されたカードはもうtraveler's checkしかない。
"Do you accept traveler's check?" "Yes, we do."
危うく再会して2時間の友人から借金するところだった。Traveler's checkを使うとお釣りは現金で来るので当面必要な現金(意外にQuarterとか1dollar billが要る場面が多い)はしのげる。
後で調べたところDebit Cardというのは買い物の時に提示して銀行口座から即時引き落としをするというようなシステムに使うらしい。Creditだと引き落とし日が月一で来るけどそこが違うという感じか? なるほど。いずれにせよ銀行口座はまだ僕のレベルでは行けないところにあるので今のところはどうにもならない。
その後いくつか店を回ってから後で夕飯を探しに行かないかと誘われる。本当に彼は強力な味方だ。韓国人の先輩の車で街の南の方へ足を伸ばしてみる。何がいいかと言うのでとりあえずAsianと答えると日本食屋へ連れて行ってくれた。彼の車はSUBARUだったから、彼はSUBARUって何なのと聞いてきた。僕は何かの星の名前だったと思うとか答えた。せっかくだから調べてみようと電子辞書を引くとどうやらプレアデス星団のことを言うらしい。それを伝えると「マジで!」みたいに喜んでくれたけど残念ながら僕は全く星には疎いので一緒に盛り上がれはしない。
それから言葉の話になり、色々な話題が出てくる。「オキマリ」っていうのが韓国語で「いいよ」みたいな意味とかでそれが日本から来たんじゃないかって同級生の方が言うのだけど全くピンとこない。だってそれはせいぜい「典型的・いつも通りの」という意味で使うか「注文したいものが決まった」みたいな感じでレストランで使うくらいしか思いつかない。先輩はしきりに"Okay, buddy"が語源だという説を唱えていたが僕もそっちを支持したい。韓国ではガス欠のことを「エンコー」とか言うらしいから、そいつは日本では学生の売春のことだと伝えておいた。今思えば「えんこ」というと乗り物の故障の意味があるな。そのうちガス欠というパターンだけが韓国で定着したのかもしれない。到着した日本食屋の名前の意味も聞かれたけど「園花 sonobana」という名前に意味なんてないから、「何か奇麗な言葉を並べたって感じ」と答えたら納得いかない風だった。
園花は立派なレストランで店内は奇麗で店員も日本人ではないけどとても丁寧なサービスをする。食事はあらゆる日本食を寄せ集めた感じで、寿司と竜田揚げと刺身と鰻と味噌汁と米飯が全部出てきて13ドル+tipくらい。確かに日本料理だけど食べ方は現地流だ。印象的なのは味噌汁が一番最初に来るということ。洋風コース料理的な発想で、まずはスープから、ということだと思う。それから、韓国人と一緒に食事をすると茶碗を左手に持って食べることに驚かれる。韓国ではテーブルに置いたままスプーンで掬って食べるのが正しい。この辺はお互いに文化の違いをもともと知っているので、「お、茶碗を持ってるねぇ」みたいな納得の空気になった。
その後同級生の彼の助けを借りてインターネット接続をできるようにすることに成功した。emailを返信したりblogを立ち上げてみたりしたのがその日の夜と次の日の朝(jet lagで睡眠時間がまだ狂っている)。
成田を出発したのは7月30日の18時。まず9時間のフライトでサンフランシスコまで行ってここで入国手続きをし、さらに飛行機を乗り継いでニューヨークJFK空港へ向かう。 その後乗り合いバス(limousine)でNew Havenへ到着。順調に行けば約20時間の旅で30日深夜頃に寮に入る。はずだった。
ところがサンフランシスコでの入国手続きで大問題が発生し(完全に自分のせいなんだけど、万が一このことが知られて不利な立場になる人がいるといけないので、詳細は公開しないことにする)、手続きに1時間強かかってしまい、JFKへ向かう飛行機に乗り遅れてしまった。しかし1時間で済んでよかった。実際とんぼ返りもあるかと思ったから。Immigration Officeの皆さんに本当に感謝します。彼らは問題を持ってきた人物に対して怒ったり怒鳴ったりしないで、一緒に困ってくれるようだ。僕が自分の失敗について"I'm sorry"といったら"I'm sorry, too"と返ってきた。何やってんだお前は、帰れ帰れって感じではなくて、仕方ない奴だな、よし俺が何とかお前を入れてやるって雰囲気だった。
で、仕方がないのでUnited航空のデスクで事情を話してみると3時間後の飛行機に切り替えてくれるとのこと。なんだそういうシステムなのか。そうか空の旅には遅延・トラブルは付き物だからか! というわけでこれに搭乗することに。
ここでもちょっとした出来事が。航空券に"SSSS"が付いていたのだ。SSSSと書かれた航空券を持っている人は搭乗時の手荷物検査を詳細に受けることになる(後から調べたら SSSSはSecondary Security Screening Selectionの略だそうで、若い男の片道切符というのが要注意対象であったようだ(なるほど、確かに怪しい。でもランダムにも当たることもあるらしい)。理由はよく分からないけど左右から風が出てくる機械に入れられたりバッグの中身を一つ一つチェックされたりした。総じて丁寧に扱ってくれたから不快感はなかったけど。何が悪かったんだ?! と思っていたら後ろの同じ境遇の香港女性が簡単に事情を説明してくれた。その人が香港から来たと言うから"I'm from Japan"といったらそのパスポートを見れば一目瞭然よみたいなことを言って笑われた。ああもう。
この飛行機はon timeでニューヨークへ到着したのだが、乗り合いバスはとっくに最終が終わっていた。朝までここで待って始発で行こうと思っていたら、空港からのcar serviceをしているというおじさんが話しかけてくる。
おじさん「お前はどこへ行くんだ」
僕「New Havenです」
お「New Havenだって? コネチカット州じゃないか。じゃあお前はYaleへ行くのか」
僕「そうです」
お「俺が今夜中に送ってやる。どこでも一律料金250ドルだ」
僕「いや、高いんでここで待って朝一番のlimousineで行こうと思います」
お「ここはもうすぐ閉まるぞ」
えっまじかよ! てっきりJFKってのは寝泊りできるもんだと思っていたよ。Terminalって映画見てたからさ。
パッと見た感じ歩いていけるようなホテルとか漫画喫茶はなさそうなので、ちょっと緊張したけどこのおじさんのお世話になることにした。ごく普通の車だった。
しかしこのおじさんがとんでもなくいい人だった。僕はアメリカに来てからまだいい人にしか出会ってない。
お「お前は日本人か?」
僕「そうです」
お「じゃぁYou are very tsukareta! だろう」
みたいな気さくなトークもかましてくれたり。Cell phone片手に運転してたけども。
電車だとニューヨークからNew Havenまで1時間強かかるので大体それぐらいかなと思っていたら、実際そんなもんでついた。まずはSecurity Officeで寮の鍵を受け取って(実はここでもSecurity Officerとの会話でおじさんがかなり活躍している)、寮に向かう。締めて運賃250ドル+高速代60ドル+チップ。チップは10%とか20%だから、感謝の意もこめて350ドルくらいか。
僕「Traveler's checkでいいですか?」
お「駄目だ」
僕「じゃぁちょっと待ってください」
手持ちの現金をかき集めてみる。しかし財布を全部あけてみたけど290ドルちょっとしかない。
僕「Cashはこれしかないんです。。。」
お「えー。。じゃぁそれと50ドルのTCでいいよ」
本当にすみません。そしてありがとう。
"Thank you"に知っている限りの強調の副詞を付けて、そして出来る限り心を込めていったら"My pleasure"と答えてくれて、勉学に励めよ的な言葉を残して帰っていった。本当に感謝している時の"My pleasure"ってものすごく感動的だ。「どういたしまして」って、どうよ。でもこんな石油が高い時期にコネチカット州まで往復して本当に採算取れてるの?
部屋についたら、予想通りの広さで、収納充実、ベッドにむき出しのマットレスが敷いてあった。冷蔵庫には水を入れるケースと缶ジュースが残されていた。このジュースは捨てようと思う。LANは見当たらないが、とりあえず持参したlaptopを起動させてみると、どうやらwirelessが飛んでいるようだ。なるほど。じゃぁ早速到着メールをと思ってgoogleにつなごうとしたらつながらない。でも大学のemailアカウントにはアクセスできた。どうやらローカルなネットワークのようだ。
ここまでたどり着けた奇跡を噛みしめつつ、むき出しのマットレスに持ってきたUNIQLOのクッション兼ブランケットを枕に、7月31日の午前5時ごろ、就寝。
ところがサンフランシスコでの入国手続きで大問題が発生し(完全に自分のせいなんだけど、万が一このことが知られて不利な立場になる人がいるといけないので、詳細は公開しないことにする)、手続きに1時間強かかってしまい、JFKへ向かう飛行機に乗り遅れてしまった。しかし1時間で済んでよかった。実際とんぼ返りもあるかと思ったから。Immigration Officeの皆さんに本当に感謝します。彼らは問題を持ってきた人物に対して怒ったり怒鳴ったりしないで、一緒に困ってくれるようだ。僕が自分の失敗について"I'm sorry"といったら"I'm sorry, too"と返ってきた。何やってんだお前は、帰れ帰れって感じではなくて、仕方ない奴だな、よし俺が何とかお前を入れてやるって雰囲気だった。
で、仕方がないのでUnited航空のデスクで事情を話してみると3時間後の飛行機に切り替えてくれるとのこと。なんだそういうシステムなのか。そうか空の旅には遅延・トラブルは付き物だからか! というわけでこれに搭乗することに。
ここでもちょっとした出来事が。航空券に"SSSS"が付いていたのだ。SSSSと書かれた航空券を持っている人は搭乗時の手荷物検査を詳細に受けることになる(後から調べたら SSSSはSecondary Security Screening Selectionの略だそうで、若い男の片道切符というのが要注意対象であったようだ(なるほど、確かに怪しい。でもランダムにも当たることもあるらしい)。理由はよく分からないけど左右から風が出てくる機械に入れられたりバッグの中身を一つ一つチェックされたりした。総じて丁寧に扱ってくれたから不快感はなかったけど。何が悪かったんだ?! と思っていたら後ろの同じ境遇の香港女性が簡単に事情を説明してくれた。その人が香港から来たと言うから"I'm from Japan"といったらそのパスポートを見れば一目瞭然よみたいなことを言って笑われた。ああもう。
この飛行機はon timeでニューヨークへ到着したのだが、乗り合いバスはとっくに最終が終わっていた。朝までここで待って始発で行こうと思っていたら、空港からのcar serviceをしているというおじさんが話しかけてくる。
おじさん「お前はどこへ行くんだ」
僕「New Havenです」
お「New Havenだって? コネチカット州じゃないか。じゃあお前はYaleへ行くのか」
僕「そうです」
お「俺が今夜中に送ってやる。どこでも一律料金250ドルだ」
僕「いや、高いんでここで待って朝一番のlimousineで行こうと思います」
お「ここはもうすぐ閉まるぞ」
えっまじかよ! てっきりJFKってのは寝泊りできるもんだと思っていたよ。Terminalって映画見てたからさ。
パッと見た感じ歩いていけるようなホテルとか漫画喫茶はなさそうなので、ちょっと緊張したけどこのおじさんのお世話になることにした。ごく普通の車だった。
しかしこのおじさんがとんでもなくいい人だった。僕はアメリカに来てからまだいい人にしか出会ってない。
お「お前は日本人か?」
僕「そうです」
お「じゃぁYou are very tsukareta! だろう」
みたいな気さくなトークもかましてくれたり。Cell phone片手に運転してたけども。
電車だとニューヨークからNew Havenまで1時間強かかるので大体それぐらいかなと思っていたら、実際そんなもんでついた。まずはSecurity Officeで寮の鍵を受け取って(実はここでもSecurity Officerとの会話でおじさんがかなり活躍している)、寮に向かう。締めて運賃250ドル+高速代60ドル+チップ。チップは10%とか20%だから、感謝の意もこめて350ドルくらいか。
僕「Traveler's checkでいいですか?」
お「駄目だ」
僕「じゃぁちょっと待ってください」
手持ちの現金をかき集めてみる。しかし財布を全部あけてみたけど290ドルちょっとしかない。
僕「Cashはこれしかないんです。。。」
お「えー。。じゃぁそれと50ドルのTCでいいよ」
本当にすみません。そしてありがとう。
"Thank you"に知っている限りの強調の副詞を付けて、そして出来る限り心を込めていったら"My pleasure"と答えてくれて、勉学に励めよ的な言葉を残して帰っていった。本当に感謝している時の"My pleasure"ってものすごく感動的だ。「どういたしまして」って、どうよ。でもこんな石油が高い時期にコネチカット州まで往復して本当に採算取れてるの?
部屋についたら、予想通りの広さで、収納充実、ベッドにむき出しのマットレスが敷いてあった。冷蔵庫には水を入れるケースと缶ジュースが残されていた。このジュースは捨てようと思う。LANは見当たらないが、とりあえず持参したlaptopを起動させてみると、どうやらwirelessが飛んでいるようだ。なるほど。じゃぁ早速到着メールをと思ってgoogleにつなごうとしたらつながらない。でも大学のemailアカウントにはアクセスできた。どうやらローカルなネットワークのようだ。
ここまでたどり着けた奇跡を噛みしめつつ、むき出しのマットレスに持ってきたUNIQLOのクッション兼ブランケットを枕に、7月31日の午前5時ごろ、就寝。
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