2011/06/02 (Thu) 絶対計算に挑戦してみよう...

KGS対局（互先の黒番）。終局間際。駄目詰まりの左下隅に何か手はないものかとQ1にアタりしたのだが...?

白がP2にツグと、黒T2から、どうやってもセキになるらしい。

変化1



























変化2. こっちの方が、白は最後に1目取れるからアゲハマ分得しているか。白から手を入れれば9目の地になるところを、黒から打って1目にするということは、後手8目のヨセということかな。




























白3でS1に置くのが最強の抵抗に見えるが、下図白7と2子抜くと...




























黒8に放り込む手がある。白手抜きなら黒T1で五目ナカデの死なので白9が省けないが、このままでセキになる。白は3子抜いているので地では2目得するが、後手。これなら黒は先手6目のヨセを打ったことになる。



























翻って、前々図白7は手抜きもできる。白から打てばQ2の抜きから後手で3目のアゲハマ、黒から打てばT1に打って1目のアゲハマを得るから、白地1目が残っている計算。これなら上の変化2と同じか。





























最初に戻って、白はアタリされた石を捨てて生きることも出来る。この場合、白は4目の地（5目-アゲハマ1）を持つが、白5の手入れが省けないので後手を引く（手抜きは黒S2, 白T2, 黒S1でオステナシ）。先手5目のヨセになる。
黒4=P1




























先手5目か後手8目か。いずれにせよもっと早くに打つべきヨセだったらしい。