Yaleで、遊んで学ぶ日々。
Yaleで、遊んで学ぶ日々。
囲碁、ときどきプログラミング、ところにより経済。
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
11月22日、Ivy Leagueの第125回アメフトYale-Harvard戦に行って来た。Ivy Leagueというのは米国東北部にあるお金持ち学校8校によるスポーツリーグのこと。Ivy Leagueは日本の東京六大学リーグとよく似ている。そして「華の早慶戦」に該当するのはYale-Harvard Footballで間違いない。
Ivy Leagueの試合は毎年ホームかアウェイのどちらかで行われて、今年はアウェイの年なのでBostonまで車で出向く。スタジアムからやや離れた場所に車を停めて歩いていると、"Let's go Harvard!"と叫びながら練り歩く学生の集団に遭遇。ここはアウェイの地。小声で"Let's go Yalie"と呟きながらスタジアムへ向かう。
Boston はNew Havenよりやや東北にあるのだが、刺すように寒い。加えて屋外のスタジアムで風はビュンビュン吹いている。耳を覆わないとやってられないと思ったけど帽子を持っていなかったからパーカーの帽子をかぶることにした。手袋もなかったのでずっとポケットに手を入れていた。さらに、地面を伝って凍るような冷たさが靴を越えて足の指を襲ってくる。ブーツで来れば良かった。New Englandの冬の怖さというのを若干なめていたけど、この寒さは近くNew Havenにも必ずやってくる。"Don't be a slave to fashion", 学生ハンドブックに書かれていた言葉を思い出す。OK, I'll never be.
Harvard Crimsonのオフェンスから試合が始まる。周囲のYalieたちは"Harvard Sucks!" "Fuck You Harvard!"と叫び始めた。どうやら相手のオフェンス時には野次るものらしい。回りに合わせて叫んでいると、寒さも若干和らいだ。
最初の攻撃シリーズで、Yale陣地内30ヤード付近でHarvardが3rd down終了後に5ヤードを残した。特別な状況でなければ、安全にキックで陣地を稼ぐのがセオリーで、事実Crimsonはそれを選択した。しかし、あろうことかYale側はパントキックされたボールを取り損ね一転Harvardがtouchdownの大チャンスを得る。有り得ないぜ! 結局、そのままtouchdownを許しTry for pointのキックポイントも取られ、7-0.
漸くYale Bulldogsに攻撃権が移る。やっと自チームを応援する番だ。"Here We Go Bulldogs, Here We Go!" ただ、全体を通して、オフェンスはあまり機能していないように見えた。Quarterback sackを許す場面も少なくなかった。時々、ビッグゲインを得るシーンもあったが最後の最後でHarvardのディフェンスが堅い。その後は両チーム得点することなく前半が終わる。
3rd quarterにキックによるポイントを許し、10-0で最終quarterへ。Crimsonは堅実なrun playで制限時間いっぱいを使い時間を稼ぐ。10点差は少なくとも2回の攻撃がなければひっくり返せない。困ったことに、時間を稼がれるどころかCrimsonのrunプレイがなかなか止まらない。
残り3分強、ハーフウェイライン付近でHarvardがパントキックを選択した時、最大の見せ場がやってきた。ボールをキャッチしたBulldogsプレイヤーが相手のタックルをすり抜けた。大外を回り左サイドライン際を走り抜ける。"GO! GO!! GO!!!" そのままtouchdownかとも思われたがゴールまで15ヤード付近で倒される。残り2分で3点差に迫れればまだ分からない。Touchdownなるか? その後Runプレイで敵陣2ヤードで1st downを獲得する。回りの連中は"Yes We Can!"と叫んでいる。残念ながらBarak ObamaはHarvard出身である。
この2ヤードが長かった。結局、4th down gambleも実らず、得点することなく最大のチャンスを逸する。そして試合終了。10-0でCrimson.
ものすごく寒かったし、試合はまぁボロボロだったけど、楽しかった。普段は大学院で静かに勉強する日々だけど、この大学は学問だけじゃない。巡り巡ってYalieとしてここにいる幸運を想う。
でもやっぱり勝たないと。HarvardはIvy League内ではかなり強くいらしく、実際ここ10年くらいでYaleが勝ったのは2006年だけらしい。これから先の5年間で、早慶戦での慶応側の気持ちを思い知ることになるかもしれない。皮肉なことに、Harvardのチームカラーは赤、Yaleは青だ。
それでも、来年もまた行こうと思う。
Let's go Bulldogs, show me a touchdown!!
PR
Calender
12 | 2025/01 | 02 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | |||
5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 |
12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 |
19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 |
26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 |
Search in This Blog
Latest Comments
[03/30 川内のばば山田]
[03/30 川内のばば山田]
[08/06 Aterarie]
[07/05 Agazoger]
[07/01 Thomaskina]
Latest Posts
(11/16)
(04/28)
(04/16)
(04/11)
(04/05)
Latest Trackbacks
Category
Access Analysis