Yaleで、遊んで学ぶ日々。
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囲碁、ときどきプログラミング、ところにより経済。
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数十年前は日本製品は「安かろう、悪かろう」というイメージだったと聞きますが、現代ではそのポジションは中国製品が占めているように思います。過度な一般化は差別の温床となりかねませんが、あながちそのイメージは間違いでもないと思わせる出来事が多々あるのも事実です。
先日引っ越してきたアパートの大家は中国からの移民夫婦です。彼らはアメリカで学位を取りかなり高級な職に就いているようで(公認会計士と生物系の研究職だったような)、英語もとても達者です。ですが、契約ほぼ決まりの段階でなんと「リフォームしたらとても良い家になったから家賃100ドル上げるけどいい?」と言い出しました。そりゃひでえ。入居の1週間前にそんなこと言われても困ります。結局、これから家を探すのも骨なのでしぶしぶOKしました。言い分は「すごく良い家だから」「この家なら本来はあと500ドル高くても良いくらい」「それで駄目なら1ヶ月猶予を上げるから他を当たって」だそうです。同居人がいるから冷静に対応できたものの、もし1人だったら心折れます。
その改築ですが、現在も裏で進行中です。バックドアに入るための階段を作っているそうです。少し広めに作ってちょっとしたテラスっぽくするみたいです。リフォームにやってきたのは中国人たちです。中国からの移民は行く先々にチャイナタウンを作って一大コミュニティを築くので、多くの事が仲間内に依頼することで済んでしまうケースが多いのです。その恩恵で日本食の調味料には事欠かないのですが。
昨日、やはりその中国人達が作業をしているところへ、1人の男が入ってきて何か叫んでいるのが聞こえました。今回の記事で初めてのアメリカ人です。「工事をやめろ! 許可が下りていないぞ!」とか言っているようです。何が起こっているのやらと思って見ていたら、そのアメリカ人が家のドアをノックしてきました。「工事のことで注意をしているんだけど、裏の作業者が誰一人英語喋らないんで埒があかない。大家の電話番号を教えてくれ」ということでした。彼はNew Haven市の建築課のジョンでした。ジョンは大家に電話しましたが応答がなかったようです。
ジョンは再び裏へ行って作業者達と話し始めましたが、まったく話が通じなくて苦戦しているようでした。窓越しに僕の顔を見ると「ちょっとこっちへ来てくれ」と手招きします。なんだなんだと裏へ行ってみると、話が伝わらないから仲介をしてくれということでした。「言いにくいんだけど僕は日本人なんだ…」と言ったら、まるでテレビドラマのように両腕を広げるジェスチャーをして "Oh my god" と言っていました。詳しく話を聞いてみると、問題は今裏ドアを締め切って作業をしているので、一時的に出口が正面口の1つしかない状態で、それが消防法に違反しているのだそうです。そこで、機転を利かせて筆談を試みることにしました。「火災時 不能 out」ちょっと英語がまじりましたが通じました。結局この点については、隠れた部分に勝手口がもう1つついていることを伝えるとOKとなりました。
ジョンにはまだまだ言いたいことがあるようです。使われている釘に錆防止用の亜鉛メッキ加工がなされていない、階段が急過ぎる、木材が薄い、強度に問題が(以下略)。ずっと色々言っていましたが結局僕にもよく分からなかったです。木材が "2 by 12" ならいいが "2 by 10" になっているのが問題なのですが、それが何を意味するのか何度聞いても分からなかったのです。ジョンはサイズの名前だと言うのですが、専門用語でしょうか。
最終的には、ジョンは諦めて帰っていきました。「もういい。何を言っても伝わらない。出直す」もう来ないかもしれません。最後に彼は、「俺はこいつらは建築のいろはを知らないんじゃないかと思うぞ」と言い残していきました。本人の目の前で大声で言っていました。僕は本人に伝わってしまうんじゃないかとヒヤヒヤです。
それで、その晩に気づいたのですが、僕の部屋のドア、ちゃんと閉まりません。どうもドアにペンキがこびりついていて、閂みたいな部分が動かないのが原因です。きっと同じ業者が担当したんだろうと思います。ジョンの言っていることは正しそうです。
少し前の動画ですが、こんなんありましたね。これは中国関係ないかもしれないけど。
今日は作業者もジョンも来ないなぁ。まだ階段がついていないんだけどなぁ。
先日引っ越してきたアパートの大家は中国からの移民夫婦です。彼らはアメリカで学位を取りかなり高級な職に就いているようで(公認会計士と生物系の研究職だったような)、英語もとても達者です。ですが、契約ほぼ決まりの段階でなんと「リフォームしたらとても良い家になったから家賃100ドル上げるけどいい?」と言い出しました。そりゃひでえ。入居の1週間前にそんなこと言われても困ります。結局、これから家を探すのも骨なのでしぶしぶOKしました。言い分は「すごく良い家だから」「この家なら本来はあと500ドル高くても良いくらい」「それで駄目なら1ヶ月猶予を上げるから他を当たって」だそうです。同居人がいるから冷静に対応できたものの、もし1人だったら心折れます。
その改築ですが、現在も裏で進行中です。バックドアに入るための階段を作っているそうです。少し広めに作ってちょっとしたテラスっぽくするみたいです。リフォームにやってきたのは中国人たちです。中国からの移民は行く先々にチャイナタウンを作って一大コミュニティを築くので、多くの事が仲間内に依頼することで済んでしまうケースが多いのです。その恩恵で日本食の調味料には事欠かないのですが。
昨日、やはりその中国人達が作業をしているところへ、1人の男が入ってきて何か叫んでいるのが聞こえました。今回の記事で初めてのアメリカ人です。「工事をやめろ! 許可が下りていないぞ!」とか言っているようです。何が起こっているのやらと思って見ていたら、そのアメリカ人が家のドアをノックしてきました。「工事のことで注意をしているんだけど、裏の作業者が誰一人英語喋らないんで埒があかない。大家の電話番号を教えてくれ」ということでした。彼はNew Haven市の建築課のジョンでした。ジョンは大家に電話しましたが応答がなかったようです。
ジョンは再び裏へ行って作業者達と話し始めましたが、まったく話が通じなくて苦戦しているようでした。窓越しに僕の顔を見ると「ちょっとこっちへ来てくれ」と手招きします。なんだなんだと裏へ行ってみると、話が伝わらないから仲介をしてくれということでした。「言いにくいんだけど僕は日本人なんだ…」と言ったら、まるでテレビドラマのように両腕を広げるジェスチャーをして "Oh my god" と言っていました。詳しく話を聞いてみると、問題は今裏ドアを締め切って作業をしているので、一時的に出口が正面口の1つしかない状態で、それが消防法に違反しているのだそうです。そこで、機転を利かせて筆談を試みることにしました。「火災時 不能 out」ちょっと英語がまじりましたが通じました。結局この点については、隠れた部分に勝手口がもう1つついていることを伝えるとOKとなりました。
ジョンにはまだまだ言いたいことがあるようです。使われている釘に錆防止用の亜鉛メッキ加工がなされていない、階段が急過ぎる、木材が薄い、強度に問題が(以下略)。ずっと色々言っていましたが結局僕にもよく分からなかったです。木材が "2 by 12" ならいいが "2 by 10" になっているのが問題なのですが、それが何を意味するのか何度聞いても分からなかったのです。ジョンはサイズの名前だと言うのですが、専門用語でしょうか。
最終的には、ジョンは諦めて帰っていきました。「もういい。何を言っても伝わらない。出直す」もう来ないかもしれません。最後に彼は、「俺はこいつらは建築のいろはを知らないんじゃないかと思うぞ」と言い残していきました。本人の目の前で大声で言っていました。僕は本人に伝わってしまうんじゃないかとヒヤヒヤです。
それで、その晩に気づいたのですが、僕の部屋のドア、ちゃんと閉まりません。どうもドアにペンキがこびりついていて、閂みたいな部分が動かないのが原因です。きっと同じ業者が担当したんだろうと思います。ジョンの言っていることは正しそうです。
少し前の動画ですが、こんなんありましたね。これは中国関係ないかもしれないけど。
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