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Yaleで、遊んで学ぶ日々。

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囲碁、ときどきプログラミング、ところにより経済。
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成田を出発したのは7月30日の18時。まず9時間のフライトでサンフランシスコまで行ってここで入国手続きをし、さらに飛行機を乗り継いでニューヨークJFK空港へ向かう。 その後乗り合いバス(limousine)でNew Havenへ到着。順調に行けば約20時間の旅で30日深夜頃に寮に入る。はずだった。

ところがサンフランシスコでの入国手続きで大問題が発生し(完全に自分のせいなんだけど、万が一このことが知られて不利な立場になる人がいるといけないので、詳細は公開しないことにする)、手続きに1時間強かかってしまい、JFKへ向かう飛行機に乗り遅れてしまった。しかし1時間で済んでよかった。実際とんぼ返りもあるかと思ったから。Immigration Officeの皆さんに本当に感謝します。彼らは問題を持ってきた人物に対して怒ったり怒鳴ったりしないで、一緒に困ってくれるようだ。僕が自分の失敗について"I'm sorry"といったら"I'm sorry, too"と返ってきた。何やってんだお前は、帰れ帰れって感じではなくて、仕方ない奴だな、よし俺が何とかお前を入れてやるって雰囲気だった。

で、仕方がないのでUnited航空のデスクで事情を話してみると3時間後の飛行機に切り替えてくれるとのこと。なんだそういうシステムなのか。そうか空の旅には遅延・トラブルは付き物だからか! というわけでこれに搭乗することに。

ここでもちょっとした出来事が。航空券に"SSSS"が付いていたのだ。SSSSと書かれた航空券を持っている人は搭乗時の手荷物検査を詳細に受けることになる(後から調べたら SSSSはSecondary Security Screening Selectionの略だそうで、若い男の片道切符というのが要注意対象であったようだ(なるほど、確かに怪しい。でもランダムにも当たることもあるらしい)。理由はよく分からないけど左右から風が出てくる機械に入れられたりバッグの中身を一つ一つチェックされたりした。総じて丁寧に扱ってくれたから不快感はなかったけど。何が悪かったんだ?! と思っていたら後ろの同じ境遇の香港女性が簡単に事情を説明してくれた。その人が香港から来たと言うから"I'm from Japan"といったらそのパスポートを見れば一目瞭然よみたいなことを言って笑われた。ああもう。

この飛行機はon timeでニューヨークへ到着したのだが、乗り合いバスはとっくに最終が終わっていた。朝までここで待って始発で行こうと思っていたら、空港からのcar serviceをしているというおじさんが話しかけてくる。
おじさん「お前はどこへ行くんだ」
僕「New Havenです」
お「New Havenだって? コネチカット州じゃないか。じゃあお前はYaleへ行くのか」
僕「そうです」
お「俺が今夜中に送ってやる。どこでも一律料金250ドルだ」
僕「いや、高いんでここで待って朝一番のlimousineで行こうと思います」
お「ここはもうすぐ閉まるぞ」
えっまじかよ! てっきりJFKってのは寝泊りできるもんだと思っていたよ。Terminalって映画見てたからさ。
パッと見た感じ歩いていけるようなホテルとか漫画喫茶はなさそうなので、ちょっと緊張したけどこのおじさんのお世話になることにした。ごく普通の車だった。

しかしこのおじさんがとんでもなくいい人だった。僕はアメリカに来てからまだいい人にしか出会ってない。
お「お前は日本人か?」
僕「そうです」
お「じゃぁYou are very tsukareta! だろう」
みたいな気さくなトークもかましてくれたり。Cell phone片手に運転してたけども。

電車だとニューヨークからNew Havenまで1時間強かかるので大体それぐらいかなと思っていたら、実際そんなもんでついた。まずはSecurity Officeで寮の鍵を受け取って(実はここでもSecurity Officerとの会話でおじさんがかなり活躍している)、寮に向かう。締めて運賃250ドル+高速代60ドル+チップ。チップは10%とか20%だから、感謝の意もこめて350ドルくらいか。
僕「Traveler's checkでいいですか?」
お「駄目だ」
僕「じゃぁちょっと待ってください」
手持ちの現金をかき集めてみる。しかし財布を全部あけてみたけど290ドルちょっとしかない。
僕「Cashはこれしかないんです。。。」
お「えー。。じゃぁそれと50ドルのTCでいいよ」
本当にすみません。そしてありがとう。
"Thank you"に知っている限りの強調の副詞を付けて、そして出来る限り心を込めていったら"My pleasure"と答えてくれて、勉学に励めよ的な言葉を残して帰っていった。本当に感謝している時の"My pleasure"ってものすごく感動的だ。「どういたしまして」って、どうよ。でもこんな石油が高い時期にコネチカット州まで往復して本当に採算取れてるの?

部屋についたら、予想通りの広さで、収納充実、ベッドにむき出しのマットレスが敷いてあった。冷蔵庫には水を入れるケースと缶ジュースが残されていた。このジュースは捨てようと思う。LANは見当たらないが、とりあえず持参したlaptopを起動させてみると、どうやらwirelessが飛んでいるようだ。なるほど。じゃぁ早速到着メールをと思ってgoogleにつなごうとしたらつながらない。でも大学のemailアカウントにはアクセスできた。どうやらローカルなネットワークのようだ。

ここまでたどり着けた奇跡を噛みしめつつ、むき出しのマットレスに持ってきたUNIQLOのクッション兼ブランケットを枕に、7月31日の午前5時ごろ、就寝。
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