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Yaleで、遊んで学ぶ日々。

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囲碁、ときどきプログラミング、ところにより経済。
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8月2日は食生活をテーマに街をうろつくことにした。朝9時頃に家を出たのだけど、ものすごく空腹だった。何せ今の段階では朝食を食べるすべがない。部屋には水とクッキーしかないし寮の周りには店がない。小腹が空いたからコンビニで軽く済ませようってのができない。日本に住む人はセブンイレブンや吉野家にもっと感謝すべきだ。

腹を満たそうと思ったら少しばかりの冒険をする必要がある。喫茶店みたいなところに入ればいいのだが結構店ごとに客層がバラバラだ。黒人の多いような店だとどうしても気がひける。僕は全くracistではないし、自分自身が黄色なわけで白人にも黒人にも等しく尻込みする(とはいえ白人の英語の方が断然聞きやすいというのはある。アフリカ系やラテンアメリカ系の人の声はこもっている場合が多くてラップにしか聞こえない時もある)。でもどうやら黒人がより多くいる地域ってのは確かにあって残念ながら安全さを推し量るための基準にはある程度なっている(気がする)。いずれにしても、そういう感じの店に入ると場違いな気分になるのは確かだ。人種とかではなくてA-Boyには表参道のカフェに入りづらいということと同じ(これは人種問題ではないはずだ)。ここでは同じ通りにメイドカフェも存在して一見して見分けがつきにくい。

何となくそれらしいお店に入ってメニューを見ると大体10ドル以内で済ませられそうだ。メニューの1つ目を見ると「卵、ソーセージ、チェダーチーズ、フルーツ」となっている。朝食としては程よい感じだ。チーズは苦手だけどまぁそれだけは残してもバチは当たらないだろうと思ってこれを注文したら、出てきたのは卵とソーセージとチーズで出来た料理だった。どうやらセットの内容じゃなくて材料の列挙だったらしい(ラザニアのような料理。かろうじてフルーツは別添え)。でも食べてみたら美味しかったので結果オーライだ。とろけ気味のチェダーチーズは食べられるらしい。海外に行くと新しい自分を発見できるってのは本当だ。

カフェに入りたかったもう1つの理由は今日どのあたりを回るのかを決めたかったからだ。OISSでcheck-inした時に留学生のためのハンドブックというのをもらってあり、そこには街のお店リストが含まれている。それをゆっくりと読んでみるとどうもこのカフェの周辺にエスニックな料理店が集中しているらしいことが分かる。それから東アジアの食材を売っている店が2軒あることが分かり、そこにも寄ることにした。

お店で困るのはtipの扱いだ。レストランだったら15%くらいをつけておけば間違いなく問題ないのだけど、カフェでもつけるものなのか、ふいに分からなくなる。地球の歩き方を持ってくりゃ良かったと後悔しつつ、いやこういうのは店員に聞いても失礼にあたらないだろうと思って訊ねるとtipはつけるものだとのこと。こういう余計な会話がとにかく緊張する。

タイ料理、韓国料理、トルコ料理、日本料理などのレストランが続々と見つかる。まだ午前中なのでどこも閉まっているけどメニューは貼り出されているので値段は分かる。どう考えてもtip込みで15ドルを下回ることはなさそうだ。日本食屋Samuraiに至っては30ドル以上かかりそう。これを毎日食べるわけにはいかない。休日とかに友達と行く感じだろう。

東アジアの食材を売る店を探していると、韓国人のやっている美容院が見つかった。パクさんがやっているらしい。これは重要だ。西洋人と日本人では骨格も髪質もずいぶん違うから西洋人の床屋じゃ日本人を上手く切れないという話を友人の美容師に聞いていたからだ。韓国人なら日本人と骨格が近いし、文化も共有しているから流行も似ている。髪はここに切ってもらいに来ようと思う。韓国人の友人は明らかに黒人向けの床屋を見つけて安くて良さそうだと言っていたから、彼がもしドレッドになってしまったら彼にも教えてあげよう。

ほどなく目当ての店の1件目が見つかる。J-Mart (15 Orange St.) というところ。 入ってみるとすぐにホームを感じる。醤油やだしなどの調味料、米にお茶、カレーやラーメン、蕎麦やそうめんなどそうそうたる面々に心が躍った。魚まである。値段を見てみよう。
麺つゆ400ml:5.49
蕎麦800g:6.99
麦茶パック52包:6.99
レトルトカレー:3.59
かレールー10ブロック:4.99
買っていないけど米は2kgで10ドルくらいだった。ちょっと割高だけど許容範囲か。ちょっと賞味期限が早いのが問題。炊飯器もあったが異様に大きいサイズなのでやめておく事にした。

さらに道を歩くと韓国料理屋があった。韓国料理は割りと好きだし韓国人の友人もいるわけだから番地をチェックしていると、中から出てきた店員にアニョハセヨと話しかけられた。同郷と勘違いされたわけだ。いやいや僕は日本人なんですけど韓国料理は結構好きなので見てたんですと言ったらメニューをくれた。一応"Korean-Japanese Restaurant"となっているが、純粋な日本料理はうどんがポツンとあるくらいで後はカリフォルニア・ロールに代表される洋風寿司だ。でもダッカルビとかビビンバを食べられるのは嬉しい。値段も手ごろだ。ちなみに名前はSOHO New Haven (259 Orange St.)。

もう1つの東アジアの食材屋にも行ってみる。Oriental Pantry (456 Orange St.)。 ここの方が圧倒的に値段が安い。サッポロ一番が70セントってことは日本で買うのとあまり変わらないじゃないか。米も2kgで8ドルくらいだし(え、安すぎないか?)。しかもこっちの方が家から近いからここへはよく来ることになりそうだ。ここでは炊飯器を購入した。60ドルのと120ドルのと220ドルのがあったが、何となく120ドルを選んだ。高いけどこれで米飯が食べられるならOKだ。ZOJIRUSHIだからきっと性能は大丈夫だろう。この店にはDVDも置いてあって「人志松本のすべらない話DVD」が気になったがプレイヤーがないので諦めた。

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大荷物を手に家に着いたら突然大雨が降り始めた。この街に来て天気が悪いのははじめてだ。仕方がないので出来る範囲で掃除をと思って冷蔵庫の中を拭いていたら、中から薬が出てきた。去年の名簿によるとここの前の主は女性だったはず。まさか危ないドラッグか? 袋に書いてある薬品名をgoogleで調べるとwikipediaにエントリーが見つかった。
"... is a stimulant laxative drug. It is typically prescribed for relief of constipation and for the management of neurogenic bowel dysfunction."
彼女はきっと米国の食生活が合わなかったのだろう。僕もちょっと少ない気がする。
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