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Yaleで、遊んで学ぶ日々。

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囲碁、ときどきプログラミング、ところにより経済。
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こちらはまだ8月3日。8月3日は日曜日なので教会では礼拝が行われる。昨日歩いたOrange St.を今日もまた歩いていると通り沿いの教会で"ALL WELCOME"な礼拝が始まるところだったので入ってみることにした。New Havenは観光地ではないしそもそも有名な教会でもないようなので中にいるのは地元の人々ばかりで信仰心では僕が断トツで最下位だ。でも気にすることはない。僕を「歓迎している」と表に書いてあるのだから。とはいえ周りの人々に不快感を与えてしまっては申し訳ないから出来るだけ郷に従う努力をする。

教会での礼拝に参加するのはこれが初めてではない。EnglandのCambridgeに短期留学をしていた時にも一度訪れたことがあるから、少しは仕組みというか、どうしていればいいかは分かる。入り口で式次第のような紙片を渡され、ほぼそれに従って進んでいく。紙片には「ここで聖書の何ページを読む」とか「賛美歌の何番を歌う」とかが書いてあるから、その都度該当するページを探せばよい。該当ページを見ると台本のように「ここは神父さんがいう」とか「全員で」というように詳しく書いてある。追いつかない時は口パクでも怒られないしそもそも立っているだけでも問題は起こらない(問題ではあるのかもしれないけど)。

式の大部分が書いてある通りに喋り、歌うのだが、"Sermon"というところだけは神父さんのオリジナル(だと思う)の説教が入る。ここについては聖書やプログラムには載っていないからリスニングに頼るしかない。教会の人の発音は明瞭で比較的聞きやすい。アフリカやアジアの貧困問題について聖書の一部を交えて語っていたようだ。

突然、人々が立ち上がり互いに握手を交わし始めた。なんだ、こんなのは聞いてないぞ。前回は書いてある通りに喋り歌うのがせいぜいで、人と握手するなんて高度なことはなかった。とりあえず見よう見まねで近くの人と握手してみる。笑顔で受けてくれる人もいれば怪訝な顔をする人もいた(一番怪訝な顔をしていたのは僕だけど)。紙片をみると"The Exchange of the Lord's Peace"とある。平和を願い讃え合う儀式なんだろうか。

次に私服を着た信者らしき人達が数人で大き目の杯のようなものを持って通路を歩き始めた。彼らがそばまで来ると席に着いた人は何か封筒のようなものを杯に入れている。どうやら全員が入れているようだ。まずい。今度は何が起こっているんだ。こんなにも能動的な式だったとは。再び紙片を見ると"Offering is received"とある。・・・お布施か! 財布を取り出そうとして、気づく。・・・相場は? そもそもあの封筒は何だ? 自分の番がすぐそこまで迫ってくる。仕方がない。今回はやめておこう。そもそもお布施っていうのは教会への協力の意思の表現なのだから僕のような観光客に毛が生えたような者が渡すというのもおかしいかもしれない。杯を持った人には僕はいいですというようなジェスチャーで答えた。いいですっていうのも変な話だ。

しばらくすると人々が立ち上がり聖壇の方へと歩き始めた。まだ何かあるのか。これもまた全員のようだ。様子を窺っていると人々は聖壇の周りに跪いて神父さんから何かをもらっているように見える。僕はお布施も出していない身で何かをもらうのは申し訳ないし、そもそも何の儀式かも分からずに受けるのは失礼だと思ったので今回は遠慮した。これが何だったのかはまだ分からないがイエス・キリストがパンと葡萄酒を分け与えたのを模した何かだったのではないかと思う。

式は滞りなく終わり皆ばらばらと席を立ち始めた。入り口のところに神父さんが立っていて一人ひとりと握手をして言葉を交わしている。他の人は順番待ちをしていて神父をスルーして帰る人はいないようなので僕も列に並ぶことにした。神父さんは明るく来てくれてありがとうとか名前は何だというような言葉を掛けてくれた(彼は基本全員の名前を知っているようだった)。最後に神父さんが「君には礼拝は奇妙に(strange)写っただろう」というから「いやいや僕の方こそよそ者(stranger)だったんです」と軽くジョークを言ってみたら通じたらしくガハハと笑ってまた来てくれと言ってくれた。ここにきてようやく"WELCOME"だということが実感できたわけだ。
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