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Yaleで、遊んで学ぶ日々。

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囲碁、ときどきプログラミング、ところにより経済。
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以前から気になってはいたのだが、Ubuntuを使っているとき、ウェブブラウザ上のJavaアプレットが動作していなかった。たとえば、女流本因坊戦は現在ネット中継(無料)されているが(リンク)、「プラグインがインストールされていない」あるいは、「Icedteaがout of date」などという警告が出て、動かない。それから、いろんな人がネット上に囲碁アプレットを置いて詰碁で遊べるようにしてくれているが、これも動かない(例:大橋拓文プロのブログ)。

とりあえずアプレットについては放置していたのだが、今日久しぶりにKGSにログインしようと思い、端末から
javaws http://files.gokgs.com/javaBin/cgoban.jnlp
とコマンドを打ち込んだところ、
「javawsがインストールされていない」というエラーが発生した。javawsはjava web startの略だ。インストールするには、sudo apt-get install icedtea-netx としなさいというので言うとおりにすると、「icedtea-netxはすでに最新です」と表示され、何も起こらない。一方ではソフトウェアを入れろと言い、もう一方ではすでに入っていると言う。端末が矛盾している(バグだろうか)。ここに至り、どうもjavaを何とかする必要がでてきた。

色々試してみたところ、Open JDK (icedteaもこの仲間らしい)を止めて、Oracleのjavaを導入するのが良いらしい。僕は基本的にはUbuntuのソフトウェアセンターで出来る限り物事を済ませてしまいたいので、これまでは初めからリストに入っているOpen JDKを使ってきたのだけど、ネット上の情報によるとどうも不具合がちらほらあるようだ。紆余曲折を経て、コマンドから簡単にOracle版のjavaに切り替える方法が分かった。

調べたところ、ライセンスの関係でOracle JDKをレポジトリから直接インストールするような仕組みは作れないらしい。そのため、多くのウェブサイトでは、Oracle JDKを手動でインストールする方法を説明してくれている(例えばここ)。上手くいけばそれでもいいけど、ちょっと面倒くさい。そこで、以下のレポジトリでは、Oracle JDKのインストーラを提供している(ソース)。つまり、このレポジトリ自体にはjavaは含まれていないのだけど、Oracleのページにアクセスして、ファイルをダウンロードして・・・という一連の動作を自動化してくれている。

以下の3行で全て完了するはず(ただし、途中、ライセンス条項に同意する必要がある)。
sudo add-apt-repository ppa:webupd8team/java
sudo apt-get update
sudo apt-get install oracle-java7-installer

終了したら、javaのバージョンを調べてみよう。
java -version

次のように表示されたら成功。ただし、最後の_07の部分は変わっているかも。
java version "1.7.0_07"
Java(TM) SE Runtime Environment (build 1.7.0_07-b10)
Java HotSpot(TM) Server VM (build 23.3-b01, mixed mode)
 
もし予定されていたのと違うバージョンが表示された場合、以下のコマンドで普段利用するjavaを変更する。
sudo update-java-alternatives -s java-7-oracle

 
ついでに、コンパイラのバージョンもチェック(まず使わないけど)。
javac -version
↓表示内容
javac 1.7.0_07


KGSに入れるかどうかも確認。
javaws http://files.gokgs.com/javaBin/cgoban.jnlp


プラグインの動作を確認するために、このページへ行く。ブラウザはChromeでもFirefoxでもいい。初めは「Java (TM) was blocked because it is out of date」と表示されるかもしれないが(僕の場合は毎回出る)、「Run this time」をクリックすればエラーは解消される。少し下へスクロールすると、アプレットが埋めこんであって、使用されているjavaのバージョンが表示される仕組みになっている。
↓大体こんな風に表示されれば成功。
screen.png

























女流本因坊戦もバッチリ。
screen2.png

























ちなみに、逆にOracleのjavaをアンインストールするにはどうすればいいか。意外にも、インストーラをアンインストールするコマンドでいいらしい。なかなか便利にできている。
sudo apt-get remove oracle-java7-installer



 
 
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