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Yaleで、遊んで学ぶ日々。

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囲碁、ときどきプログラミング、ところにより経済。
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「一目置く」というのは囲碁由来の慣用句。一目置く、つまり置き石をする、というのはハンデをもらうことなので、転じて相手との実力差を認め敬意を示すことを意味する。


10年くらい前に祖父と初めて囲碁を打ったときのこと(僕はルールも怪しいくらいの素人だった)。当然いくつも石を置かせていただいたのだが、祖父は「失礼して、白を持たせていただきます」と丁寧なご挨拶。石を置くのは必ず黒なので、置き碁なら白を持つのは必ず上手(うわて)。そういうわけで、「自分から白を持つ」というのは傲慢な印象を与えうるので、そこを緩和する意味で「持たせていただく」という日本風の礼儀が美しい。


今日テレビ放映されていた、第23回テレビ囲碁アジア選手権の中で、解説の高尾伸路九段が韓国のパク・ジョンファン九段を紹介する時に、「韓国のプロの間でも一目置かれる存在」と言っていたのがちょっと面白かった。プロ同士は互先で打っているので、現実には一目置いたりはしないのだが、語源を越えて使われる慣用句の楽しいところだ。


同様に、よいライバル関係にある二人が「互いに一目置いている」と言うことがあるが、これも本来はありえない。

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