忍者ブログ
Yaleで、遊んで学ぶ日々。

Yaleで、遊んで学ぶ日々。

囲碁、ときどきプログラミング、ところにより経済。
[1]  [2]  [3]  [4
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

経済学部にはMath campがあるので僕らは8月の初め頃に入居を始めたが、一般的には8月22日が入居開始日で今週は学期開始前のオリエンテーション兼歓迎会みたいなものが開かれる。こういう場で初対面の人とも積極的に会話していくのが英語上達への第一歩だ(とよく言われる)。

今日はバーベキューが大学院寮(自分の住んでいるのとは別の寮)の中庭で開かれた。この国のバーベキューでは肉をパンで挟むのが標準らしい。ソースは基本ケチャップで、要するにホットドッグかハンバーガーになる。焼肉のタレとかサンチュっていう発想は全くないらしい。"Teriyaki"はかなり市民権を得ている様子なのに殊バーベキューの席ではお呼びでないようだ。

隣に座った中国人の女の子と話していると、突然日本では鮨と一緒に女性の体を食べるんでしょと聞かれた。???何を言っているんだこの子は。自分のリスニングが正しとすると、女体盛りのことだろうか(でも女体盛りって食事の後女性の体も食べるんだろうか?)。紙に「女体盛」と書いてこれのことを言っているのかと聞くとその通りだと喜んでいる。これ中国でとてもpopularなのよと言う。Gee. 何てcrazyな国なんだ。本当に人気があるのかと聞いてみると、よく女体盛をやるっていうんじゃなくて面白い日本の文化として人気なのよと訂正された。Wikipediaによると2004年に日本に帰化した中国人が雲南省で女体盛りをして事件になったらしいから、これがきっかけで広く知られているのかもしれない。近くにいた韓国人はこの言葉を知らなかったので、僕は一生懸命この日本文化を伝えた。"Naked woman's body is used as the plate for sashimi or sushi"とか何とか。

だんだんこの子のテンションが上がってきて、私はもう一つ日本語を知っているわと言うと紙に見事な達筆で「援助交際」と書いてくれた。日本のことが中国でどういう伝わり方をしているのかは謎だ。これについても韓国人には知らなかったので大体こういう感じで説明した。"The letters mean supporting dating.  This is the prostitution by school girls.  But Men argue that they are not buying the girls but just supporting girls financially." こうやって何かを人に説明するのはいい言語の練習になる気がする。

今度は何か別の面白い日本語を教えてというので困った。彼女は日本の変わった文化がお気に入りのようだからその方向で探したい。中国人だからやっぱり漢字で書ける方がいい。しばらく考えて、ぴったりの言葉を見つけた。ていうかこれ以外ないって感じ。

「秋葉系」。さてどう説明したものか。ちなみに韓国人は「オタク」を知っていたから話が早かった。

PR

15日金曜日はドイツから来た2人と一緒に少し離れたところにあるショッピングモールみたいなところへバスで出かけた。以前いったところにあるところだ。バス停で待ち合わせて2分遅れで到着したらすでに二人とも待っていて乗るべきバスまでチェックしておいてくれていた。さすがドイツ人だ。

店ではこの前は買わなかったけどあった方がよさそうに思えてきた色々な品物を購入した。例えば、洗った食器を立てかけて空気乾燥させておく台とか、少し深めのフライパン、それからカレーは頻繁に作りそうなので自分用の鍋を買っておいた。

サランラップが欲しかったんだけどなかなか見つからなくてぐるぐる回っていたら、2人がやってきて"You're all set?"と聞いてきた。「もう済んだか」みたいな意味だ。何だよもう終わったのかと思って聞いたら"Take your time."と返ってきた。聞いたことのないフレーズだったけど「好きに時間を使っていいよ」みたいな意味だろう(今調べたらアルクにも載っていた)。

買い物後このモール内にあるビュッフェ形式の中華レストランで食事をすることに。10ドル+tipで夕飯が食べ放題だから格安だ。ちなみに昼食は6ドルとさらに安い。米国では全く同じ料理でもきっちり昼と夜で価格差別をすることが多い。日本よりも店舗間競争が緩いのだろうか。

食事中宗教の話になって自分は無宗教だと思うと言いそれを変だと思うかと聞いたら、うちのお婆ちゃんは気にするけど俺らの世代にとってはそんなのは個人の自由だとのこと。それはとりあえずありがたいことだけど、自分の(そして多くの日本人の)無宗教は各人が自由に決めたことというよりは無知と無関心から来るもののような気がするからやっぱり違うなと思う。

2人のうち1人はプロテスタントでもう1人はカソリックだというところからそれにまつわるDirty Jokeを教えてくれた。ジョークを英語で聞き取るのは結構困難だ。単なる英語の問題に加えて、文化とかステレオタイプに対するバックグラウンドがある程度必要になる。僕がどう悪戦苦闘したかよりまずそのジョークを楽しみたい場合は、web上に同じ話があったのでまずはそちらへ 。

今回のはカソリックの神父は禁欲を強いられるから変な性癖を持っていたりするっていう前提が必要だ、という説明から始まった。どうもカソリックのPriestとプロテスタントのPriestがいて(彼は両方にpriestを使っていた)、カソリックの方が外出する必要があるのでプロテスタントが代役を務めることになる(この辺はよく聞き取れなっかたけど)。何の代役かというと、「人が教会にやってきてボックスの中で自分の罪(sin)を神父に話すやつ」だとか。うん、懺悔か。Confessionのことかと聞いたら"Kind of"と返ってきた。彼も英語でどういうかは知らなかったらしい(今確認したらconfessionで正しい)。

で、confessionというのをどうやるかというと罪と罰を記載したリストみたいなものがあって、懺悔しに来た人がこれこれの罪を犯しましたと言ったらその罪をリスト内に探して対応する罰の内容を告げるんだという。例えば「プレイ10回」とか。プレイ??何を?お仕置き?と思っていたらまた「プレイ20回」という言葉がT君の口から出てきた。まずい、どうやら重要なキーワードのようだ。・・・・・・"pray"! 祈るのか! 

そういう感じで懺悔の業務をこなしていたらある人がやってきて、私は「エイネルセックス」をしてしまったと告白したらしい。「エイネル?エイネルって何?」と聞いたらしきりに自分のズボンを指差している。・・・・・・"anal"か! どうやら僕はレストランで肛門と大きな声で言っていたらしい。

困ったことにアナル・セックスはリストには載っていなかったらしい。そこでこのプロテスタントの彼はそばにいた教会付きの少年に向かって"What do you get for anal sex?"と尋ねた。すると少年は「マーズアンドスニッカーズ」と答えた。は?ここにきて火星? 何それと聞いたらチョコレートのことだという。・・・あ、snickersか。Marsもチョコレートの商品名らしい。なるほど。肝心のオチのところでこれだからまだまだ道は険しい。それでもずいぶん笑えた。むしろ分かったってことが嬉しいという側面もあると思う。

そして16日土曜日には一緒にいったうちの1人とちょっと高めの日本料理屋MISOへ行ってみた(彼はドイツ人なので「ミゾ」と発音した)。その後でワインを買ってうちの寮の遊戯室みたいなところで飲むことになったが、ここでもう一つジョークを披露してくれた。"What do shepherd dogs and shortsighted dynecologists have in common?" ここでもいちいちshepherdは羊の世話をする犬のことだよねとか、dynecologistが何かとかを聞きながら理解していく。"dynecologist"は"doctor for women"というから産婦人科医だと分かる。どうやら掛詞みたいなものらしいことが飲み込めてくるが答えが分からないので唸っていたら、"common"は知っているだろ?と聞かれた。いやそこまでひどくはないよ。

帰り際に彼が"I hope you'd some fun."と言ったけど、特に過去形だってところがよく分からなくて、明日も楽しい日をと言ってるのかとか、漠然と大学院生活を楽しくやっていきたいねと言っているのかとか考えてぽかんとしていたら、つまり今日はMISOで食事をしたし、その後ワインを買ってきただろ、そういうことが・・・と始まって、あぁ、今日楽しかったかって意味かと気づいて本気で謝った。謝罪の気持ちがちゃんと伝わっていればいいけど。何かこう聞いたことのないフレーズだとパッと入って来ないんだよ。それを彼に言ったら"Take your time"と返ってきた。これはどうやら彼のお気に入りのようだ。

どうも僕には英語を喋る時、特に速く喋ろうとするときに、どんな文でもとりあえずbe動詞をつけてしまうという癖があるようだ。喋る時にはまだどうしても途切れ途切れになることが多いのだけどしばしば主語にbe動詞をつけたところで区切ってしまう。"This is...(沈黙)" "He is..."など。言うなれば「とりあえずbe動詞」病である。これは主文よりも複文の中でよく発症する。つまり"...since it's..." "...when I was..."などだ。

僕はこの大きな要因は日本語では述語が一般的に最後に来るため動詞選択を早い段階でするのに慣れていないことだと思う。かつて僕はbe動詞は日本語でいう「は」や「が」など主格を導く助詞に対応するものだと本気で信じていた。「私は日本人です」は"I am a Japanese"になるが、"am"が「は」に対応すると考えると奇麗に順序が一致する。この感覚でいくとたとえどんな文でも主語の後ろにbe動詞をくっつけたくなるのも仕方がない。

「とりあえずbe動詞」病が出てしまった時に文法にこだわって誤魔化そうとするとその文は進行形になる。ここで「やたらing」病が併発する。例えば「僕はxxxに住んでいるので」と言いたい時に誤って"Since I am..."と始めてしまったときに、"...living in xxx"と続く(これでも文法的には間違っている)。話は通じることが多いけどあまりよろしくない。

「とりあえずbe動詞」病をとりあえず避けるには主語の直後で区切ればいい。ただ途切れるのがいやなら「アー」みたいにして時間をつなぐ。"I ah.."みたいに。これを極端に推し進めていくと「エイヤ」とか「アイヤ」になって今度は「いつも掛け声」病になると予想できる。ただしネイティブのなかでもこういう喋り方の人は見かけるから結果オーライなのかもしれない。
Calender
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
Search in This Blog
Latest Comments
[03/30 川内のばば山田]
[03/30 川内のばば山田]
[08/06 Aterarie]
[07/05 Agazoger]
[07/01 Thomaskina]
Oldest Posts
Latest Trackbacks
フリーエリア

Barcode
Access Analysis
Powerd by NINJAブログ / Designed by SUSH
Copyright © Yaleで、遊んで学ぶ日々。 All Rights Reserved.
忍者ブログ [PR]