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Yaleで、遊んで学ぶ日々。

Yaleで、遊んで学ぶ日々。

囲碁、ときどきプログラミング、ところにより経済。
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ウチの寮の3階に住むBrendon君は、物理専攻・天然パーマ・囲碁好きというなかなかハイスペックな男で、友達になりたい人ランキング上位にランクインしているのだ。お互い時間ができたらゆっくり囲碁でも打ちたいと思っている。

先日、親不知を抜いた話をしたときのこと、「痛み止め飲んでたら気持ちよくなって勉強が捗った」と言ったら、残りを売り捌けないか、なんて話になった(違法だよ)。

New Havenには治安の悪いエリアが結構あるので、○○通りならどうだろうか、あっはっは。と、普通の人ならこれくらいで笑って話はおしまいだろう。よしんばもう少し話が膨らんだとしても、あくまで冗談の範囲だろう。

ところが、このBrendon君、やたらとマジなのである。それがビジネスにならないか考え出した。僕だって、馬鹿みたいなことを真面目な顔で口にすることはあるが、それはウケ狙いだ。彼の場合、そういうことじゃないみたいなのだ。一言で言うと、要するに、真剣なのである。

「レストランはどうだろうか」
「バーテンダーを介するのは」
「バーの客が覆面警察官かもしれない」
「仕入れはどうすればいい」
「公衆衛生学科の君ならいくらか持ち出せるんじゃないか」
「LAに看護師の友達がいる」
「その看護師は内部メンバーにすべきか、外部協力者にとどめるべきか」

まるで、この空想(だと僕は信じている)の議論の先に、何かの真理が潜んでいるみたいな雰囲気だ。

ああ、これが科学者の習性か。誰もが素通りするようなことでも、真剣に考えるのだ。99.9%は何の意味もない議論に終わるけど、それをしないことには残りの0.1%の宝石は見つからない。

どうにも頭の硬い僕は、「考えてみる価値のある限界点」がまだまだ高い。入ってくる情報の大半は、自動的にこのフィルタにかけられて認識すらされない。本当の研究者を目指すなら、このフィルタの目を粗くしなくてはね。言うは易し。





ところで、Brendon君は普通の冗談もちゃんと言う(というか割とひょうきんな人物だ)。
僕「痛み止めを飲みすぎて依存症にならないように気をつけないと。親が悲しむ」
B 「依存症になったら、お前が顧客第1号だ。歓迎するぜ」

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