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Yaleで、遊んで学ぶ日々。

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囲碁、ときどきプログラミング、ところにより経済。
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今回の帰国の楽しみの1つは、1歳半になる妹の子供に会うことだ(妹ではなく、妹の子供が1歳半)。何も分からないのをいいことにYale Bulldogsの背番号1とプリントされたシャツを着せて写真を撮ったりして遊んだ。昨年はまだまだ人見知りがひどくて、まったく相手をしてもらえなかったんだけど、今回は向こうからトテトテ歩いてきたりするくらいまで関係が改善された。伯父ちゃんというのはいいポジションである。遊んでいるだけで、オムツを変えたりしなくていい。

ある日、妹に大事な用事があり、旦那も平日なので仕事があるという日に、数時間の子守を頼まれた。そういうわけで、母(つまり祖母)と2人で表参道こどもの城へ行ったわけである。最初は大変ご機嫌な様子で、ママと知らないオッサンとオバサンとお出かけだと思っていたらしい。そんな楽しい時間は長くは続かず、別れの瞬間が訪れる。娘を母に預けると妹は颯爽と渋谷駅へ歩いていった。そしたらもう大泣きしてしまって。個人差があるらしいけど、この子はママにべったりってタイプらしい。「どうせ離れていくんだからべったりなうちはべったりさせてあげればいいのよ」というのが母の言葉。

こどもの城に入る。この施設は、赤ん坊から小学生くらいまでを対象にしているようで、フロアごとの対象年齢が違う。とりあえず半年から2歳くらいを対象にした部屋に行ってみる。場違いだった。部屋には赤ん坊と若いお母さんがあふれ返っていて、伯父と祖母なんて奇妙な取り合わせは他には1組も見当たらない。相変わらずここでもうちの子は泣き続けている。こんなに沢山若くて綺麗なお母さんが回りにいるんだから我慢してくれないものだろうか。

もう少し対象年齢が上の遊び場へ行く。柔らかい大きな積み木のようなのが置いてある空間。回りの子達ははしゃいでいるんだけど、うちの子は「あんたらはいいわね、悩みがなくて」って感じで眺めている。母親と生き別れたばかりの彼女はそんな子供っぽいもので遊んでいる場合じゃないらしい。母(つまり祖母)が抱くと泣くようになってしまった。ママと引き離した張本人、悪の権化と認識しているらしい。そういうわけで僕が抱きかかえる役になった。

抱っこしているとこの子、「あっちへ行け」とばかりに指をさすのである。結構ありえない方向(STAFF ONLYと書いてあったり、非常用の階段だったり)を指差す。行き止まりだったり何もない空間に行き着いたりすると、大泣きする。これはどうやらママ探しをしているらしい。こっちじゃないならあっちだ、と今度は別の方向を指差す。で、結局いないので泣く。別のフロアへ連れて行くと目を輝かせて指示を出す。まるで新しいダンジョンを見つけた時のよう。その机の陰に、壁の後ろに、と見える範囲しらみつぶしに探す。探している間は泣かない。意志の強い子になるんじゃないかな。

数時間後、妹が戻ってきた。感動の再開。大冒険の日だったね。振る舞いを見ていると、どうも自分の力でママを見つけ出したと思っている節があるんだけど。
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