2011/05/10 (Tue) 絞って逃げろ

今日のKGS対局から（2子局の黒番.  最近2ランク上手との対局が多い）。白はR17と隅を守った。上辺に取り残された黒5子を助けたい局面。

1. 実戦では、下図のように二段バネから絞って逃げた。他に白がどう変化しても白2子を抜いてしのげる（はず）。この黒が生きれば、中央に白石が浮いて黒が楽しい。

白8=K16ツギ




























2. ところで、前図黒9のところで、下図黒9とハネ出す強攻策は成立していたのだろうか。結局読みきれなくてブツカリを選択したのだが...。下図みたいになれば成功なのだけど。




























3. 実戦に戻って、上辺の黒はこのままで生きている（はず）。そこで、隅か中央の白を狙いたいところ。右上隅の白は果たして一手で取りきれるものだろうか。今日はこれを検討しようと思う。第一感はR18のツケかなぁ。

2011/05/06 (Fri) 連絡の手段

同じ局からもう1場面。左下の弱い黒石が逃げている局面。白はJ6に打って出切りに備えた。たぶんこの手は甘くて、黒にとっては弱い一団を助ける好機になった。黒の次の一手は？

実戦では黒△に打ったのだが、あまり良くなかった。（実戦ではこうはならなかったが）強引に白1とハネ出されると、白13まで中央が封鎖されて連絡できない。ここまで頭を出せれば右上に連絡するなり眼を作るなりできそうだが、話がややこしいし、上辺と左辺の弱い白一団が連絡してしまう。色々利かされて中央への連絡を強制されて、中央に白地を作られる可能性もありそう。
































黒□ならあっさり中央と連絡して、しかも左辺を封鎖できている。こうなると左辺の白の生死があやしい。白B13には両側からハネて五目中手。白A10には黒A8、白A8には黒A10が良いようだ。・・・・・１時間考えても生きる手は見つからなかったので、僕の結論は白死ということで。

2011/05/05 (Thu) 危機一髪

KGSでの対局から（2子局の黒番）。右辺の攻防の最中。白△にハネられて、「あれ、取れない?!」となってマズい雰囲気の局面。黒P13が間一髪の手だった。

白1と切るなら、黒2以下一本道で逆に白死という仕掛け。































実戦では、上の進行を読んでいた（と思われる）白は1に押さえ、黒2とつながり、白5と手を入れる展開になった。僕は隅の白を殺す手段はないと思うのだが、どうだろうか。黒R17には白S19が良いらしい。コメントにあるように、コウになる手順があったらしい。白5ではS16に手入れするのが良いとのこと。なるほど、R16は自らダメを詰めているようなものだからね。































だがよく考えてみると、同じ先手ならカケつぐ前に黒2, 4を利かした方が得だったらしい。白7を手抜きは黒7で白死。

2011/04/30 (Sat) 隅の死活

KGSでの対局（2子局の黒番）から一場面。

左下隅の白、生きてるかな？　実戦では手抜きされたのだが・・・。




























↓↓僕の回答

答え：白死。コウでねばれる。







































失敗変化1: コウ



































失敗変化2: 白生き

2011/04/20 (Wed) 攻め合いを読む

またKGSでの対局（白番）から、攻め合いの問題。


大捕物の局面。黒1は次に2子取りを見た手。白2と受けて（C13, E11と迷ったが）、黒3と切ってきた。この石を取れるか、という話。

































↓↓回答

答え

白M12が成立。白10まで、きっちり攻め合い一手勝ち。


































L13から当てると、下図白4から黒11まで、一手負け。