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Yaleで、遊んで学ぶ日々。

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囲碁、ときどきプログラミング、ところにより経済。
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「一目置く」というのは囲碁由来の慣用句。一目置く、つまり置き石をする、というのはハンデをもらうことなので、転じて相手との実力差を認め敬意を示すことを意味する。


10年くらい前に祖父と初めて囲碁を打ったときのこと(僕はルールも怪しいくらいの素人だった)。当然いくつも石を置かせていただいたのだが、祖父は「失礼して、白を持たせていただきます」と丁寧なご挨拶。石を置くのは必ず黒なので、置き碁なら白を持つのは必ず上手(うわて)。そういうわけで、「自分から白を持つ」というのは傲慢な印象を与えうるので、そこを緩和する意味で「持たせていただく」という日本風の礼儀が美しい。


今日テレビ放映されていた、第23回テレビ囲碁アジア選手権の中で、解説の高尾伸路九段が韓国のパク・ジョンファン九段を紹介する時に、「韓国のプロの間でも一目置かれる存在」と言っていたのがちょっと面白かった。プロ同士は互先で打っているので、現実には一目置いたりはしないのだが、語源を越えて使われる慣用句の楽しいところだ。


同様に、よいライバル関係にある二人が「互いに一目置いている」と言うことがあるが、これも本来はありえない。

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KGS対局(コミなしの先番)。終盤、対局中は敗勢かと思っていたが、後で調べてみると盤面でいい勝負だったらしい。ここで、
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白、あろうことかJ3の駄目を詰めてきた! これはいけない...。
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KGS対局(互先の黒番)。終局間際。駄目詰まりの左下隅に何か手はないものかとQ1にアタりしたのだが...?

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KGS対局、互先の黒番。中央で大捕物になって(別にいつもそういう碁になっているわけではないのだけど)、取れたかなと思っていたら白J15に出られて上辺の黒が危ない!という場面。こりゃ取られたなと思っていたのだが...。
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KGS対局より。互先の黒番。大乱戦になって上辺から中央にかけての白が全滅するかどうかという局面。直前に白がG16に打ったところ。△の一団の無事と×のキリ味が気になるが...。
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黒1から9まで、教科書どおりのオイオトシで万事解決。白2でL19なら黒M19, 白M19なら黒L19, 白M18には黒L18で良し。
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こうなると直前の白G16がない手だったということになる。対局中に怖かったのは下図白1のハイだったのだが、さて...。
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