2012/03/14 (Wed) 食うか食われるか

KGS対局、互先の黒番。優勢だと思っていたら左下で黒の大石が切断されて、生きるか死ぬかの展開に。脱出に追われている。今黒が▲に打ったところで白の手番。白に黒を仕留める手はあるか。

ひとめ、白1のハネ出しを打ちたい。白5に抱えると、こうなりそう。



























大体こういう感じになるんだろうか。白15を他へ打つと、黒B8, 白B9, 黒B6で3子取りとワタリが見合い。ここで黒はどうするのが良いか・・・。


























色々やってみたが、強引なことはせず、じっと黒16で良いようだ。次にAとBが見合いで、白は出ていけない。白Aには黒B、白Bには黒Aで、攻めあいは黒がいいようだ。


























ガチャガチャやってみても、白の手数は伸びない。

























これも止まっている。


























白1で緩める手は黒のワタリを許して、白が中央で生きるのは無理っぽい。

 

白5で抱えずに伸びる手は、下図くらいで止まっていて白がダメのようだ。

 

ただ、実戦は白5に対して下図のようにソイを打ち、下図の進行になり黒勝ちになったのだが・・・。

 

白6でハネられていたら、こういうマズイ図が有り得たようだ。白5は8の下。
白11で両あたり。F11 にツグと・・・

























下図まで、とんでもないコウ。右下方面に白からコウ材がたくさんあってまずそう。黒12で13なら下辺の黒は無事だが、白12と取られて、形成が急接近する。

2012/03/12 (Mon) セキか中手か

KGS対局、コミなしの白番。
中央黒の生死がどうなっているか。

 

単純に下図白1だと、あっさり生き。





























白1に対して黒2の受けると、白からセキにする手が残って損。





























そこで、下図白1に置いてみると、変化の余地なく白の後手セキにになるようだから、これが正解かな。
下図白1から行くと、白から先手ゼキになる。黒6を手抜きは、白6・黒K9・白L10で四目中手（Keiさんありがとう）。

2012/03/07 (Wed) 張栩『よんろのごのほん』を輸入

どうしても読んでみたくて、高い輸送費を払ってamazon.co.jpから購入（画像をクリックするとamazonのページに飛びます）。





盤が狭いのでとにかく石がぶつかって駄目が詰まる詰まる。さらっと解ける問題が多いですが、時々おっという変化もあってしばらく楽しめそうです。張栩は天才だと思う。娘の心澄（こすみ）ちゃんも「よんろ」で遊んでいるんだとか。囲碁ファンとしては将来が楽しみですね。



一問だけ紹介（一問くらいならいいよね？）。

黒番。

正解

3子アタリに構わず突きぬいて、黒5で目を取る。












白6に抜いても目アリ目ナシで黒勝ち。黒7は不要ですが、「よんろ」では相手を全部取るのが目的なので、一応。













失敗

アタリについでしまうと、白4まで攻め合いは黒の一手負け。

2012/02/26 (Sun) 石田芳夫 v Zen

http://blog.nicovideo.jp/niconews/2012/02/030241.html

ニコ生で、囲碁プログラムZenが石田芳夫九段に挑む、という企画があった。朝起きたらすでに終わっていたので、プレミアム登録してタイムシフトで観戦。19路なら相手にならんだろと思っていたが、13路盤で、コミなし手合いで行われたようだ。

ニコ生だけに放送はグダグダで、ちょっとアヤフヤになってしまったけど、大体こんな感じ。SGFファイルはこちら。

2012/02/04 (Sat) 趙治勲のコメント

第31期NEC杯準決勝前夜祭にて ---------

趙25世「本来ここにいなきゃいけないはずの山下敬吾がいない。それはなぜか皆さん知ってますか？ そう、僕が倒したんです。決勝戦は東京で行われますが、すみません、そこに井山くんは残念ながらいません（笑）」


こんぐらい言えるような男になりたいもんです。


以下、万波菜穂二段のブログから引用でした。